ジラール・ペルゴのトゥールビヨン搭載モデル
ジラール・ペルゴは、独自のトゥールビヨンで数多くのモデルを生み出しているブランドだ。代表的なトゥールビヨン搭載機の魅力を見ておこう。
ネオ トゥールビヨン スリー・ブリッジ スケルトン 99295-21-000-BA6A
自動巻き(Cal.GP09400-0011)。27石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約60時間。Ti(直径45mm)。30m防水。1997万6000円(税込み)。
スリー・ブリッジ トゥールビヨンを発展させたモデルが「ネオ トゥールビヨン スリー・ブリッジ スケルトン(Ref.99295-21-000-BA6A)」である。搭載されるCal.GP09400-0011には、スケルトン加工された香箱の下にキャリッジが組み込まれている。
トゥールビヨンのブリッジは、1998年にスケルトン化され、2014年にはよりモダンなラウンド型へ変えられた。ネオ トゥールビヨン スリー・ブリッジ スケルトンには、2014年発表のネオブリッジが搭載されている。
45mmの大きめなサイズやモノトーン調のカラーによるアグレッシブなデザインは、カジュアルスタイルにも合わせやすいだろう。
スリー・フライング ブリッジ トゥールビヨン 99296-52-001-BA6A
自動巻き(Cal.GP09400-1273)。27石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約60時間。18KPG(直径44mm)。30m防水。2048万2000円(税込み)。
2021年に発表された「スリー・フライング ブリッジ トゥールビヨン(Ref.99296-52-001-BA6A)」は、大胆に作り込まれたスケルトンムーブメントCal.GP09400-1273を搭載したモデルである。
トゥールビヨンに備えられた3つのネオブリッジは、素材に18Kピンクゴールドを用いている。ブラックコーティングの隙間から素材を見せるという、高級時計らしいぜいたくな仕上げだ。
フランジにインデックスを取り付けたのは、見た目に対する配慮である。額縁効果により目線が中央に集まりやすくなっている。
ラ・エスメラルダ トゥールビヨン “シークレット” エタニティ エディション 99274-52-000-BA6A
自動巻き(Cal.GP09600-1506)。31石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約50時間。18KPG(直径43mm)。30m防水。5337万2000円(税込み)。
1889年に発表された「ラ・エスメラルダ」ポケットウォッチにオマージュをささげたモデルが「ラ・エスメラルダ トゥールビヨン “シークレット” エタニティ エディション(Ref.99274-52-000-BA6A)」である。
ピンクゴールド製ケースには、オリジナルモデルに飾られていたモチーフが再現されている。ケースバックを保護するカバーが付いている点も特徴的だ。
ムーブメントには、自社製機械式自動巻きのCal.GP09600-1506が搭載されている。オリジナルのポケットウォッチにエングレービングされていた馬の意匠に着想を得たモチーフが、香箱ブリッジとトゥールビヨンブリッジにそれぞれ施されており、その立体的な造形はトゥールビヨンの動きとともに、目を楽しませてくれる。
トゥールビヨンはステータスシンボルになる
数ある複雑機構の中でも、トゥールビヨンは視覚的に美しい機構である。優れた技術力を要するメゾンしか製作できないため、ステータスシンボルにもなる。
なかでもトゥールビヨンの見た目も重視するのであれば、ジラール・ペルゴの独自機構搭載機がおすすめだ。スリー・ブリッジ トゥールビヨンの凄さを理解し、複雑機構について語れる男を目指そう。
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