トラディショナル・トゥールビヨン・レトログラード・デイト・オープンフェイス
大胆なオープンワークを施したダイアルが特徴のコンプリケーションウォッチ。12時側にはレトログラードデイト、6時位置にはトゥールビヨンを配している。ダイアルは4部構成になっており、日付表示のある上部には、放射状に広がる手作業によるギヨシェ装飾が、下部には縦方向の筋目が与えられている。
自動巻き(Cal.2162 R31)。30石。1万8000振動/時。パワーリザーブ約72時間。18KPGケース(直径41mm、厚さ11.07mm)。3気圧防水。価格要問合せ。
ムーブメントにはNAC処理が施されており、文字盤側から歯車がのぞくアヴァンギャルドなデザインながら、シックな印象をもたらしている。
本作は、ペリフェラルローターを採用しており、自動巻きでありながらローターに邪魔されることなく、シースルーバックからムーブメントを鑑賞することができる。ダイアルからは、精緻な動きを見せるトゥールビヨンキャリッジ、裏蓋からは、複雑に分割された受けに施されたコート・ド・ジュネーブや面取りを楽しむことが可能だ。
パトリモニー・レトログラード・デイ/デイト
自動巻き(Cal.2460 R31R7/3)。27石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約40時間。Pt(直径42.5mm、厚さ9.7mm)。3気圧防水。価格要問合せ。
サーモンカラーのダイアルに、ふたつのレトログラード機構を搭載したモデル。12時側にはレトログラードデイト、6時側にはレトログラードによる曜日表示が配されている。このレイアウトは、1920年代から1930年代の特殊なレトログラード表示から着想を得たものだ。
ダイアルやケースには、「パトリモニー」コレクションを象徴する意匠が与えられている。ダイアルは外端につれてカーブし、プラチナ製のケースはポリッシュで仕上げられたラウンド型を採用する。
18Kホワイトゴールド製の時分針は、ダイアルに合わせて僅かに先端を曲げられている。日付と曜日を指し示す2本の針は、ブルースティール製だ。
自動巻きのCal.2460 R31R7/3は、シースルーバックを通して鑑賞することができる。22Kゴールド製ローターには、マルタ十字のオープンワークが施されており、ローター自体はもちろんのこと、その裏に見える受けや歯車も存分に楽しむことが可能だ。
レ・キャビノティエ・デュアルムーン- グランド・コンプリケーション
手巻き(Cal.2755 TMRCC QP)。50石。1万8000振動/時。パワーリザーブ約58時間。18KWG(直径46mm、厚さ17.1mm)。価格要問合せ。
同社のレ・キャビノティエ部門によって制作されたグランドコンプリケーションウォッチ。搭載するムーブメントCal.2755 TMRCC QPにはサイドレバーによって起動するミニッツリピーターを含め、合計で11種類もの複雑機構が盛り込まれている。
文字盤側には時刻表示の他にダイアル上部のレトログラードデイト、8時位置の曜日表示、4時位置の月表示、3時位置にはパーペチュアルカレンダー用の閏年表示、センターに南北両半球のムーンフェイズと月齢表示が配されている。
対するケースバック側には、恒星時表示、天空図、開口部から覗くトゥールビヨンが搭載されており、多機能でありながらも、それぞれの表示が読み取りやすい洗練されたレイアウトを持つ。
ディープブルーのミシシッピアリゲーター製ストラップには、18Kホワイトゴールド製のフォールディングクラスプが組み合わされている。本作は、レ・キャビノティエ専用ボックスに収められる。
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