オリスはワッデン海連邦事務局とのコラボレーションを継続し、新たに人気コレクション「アクイス」からリミテッドエディションを発表する。本作は、ワッデン海の塩沼からインスパイアされた限定カラーダイアルが特徴的だ。2021年に続く2つ目のリミテッドエディションで、脅威にさらされるユネスコ世界遺産のワッデン海を保護する活動に繋げる。
自動巻き(Cal.オリス743)。28石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。SS(直径43.5mm)。30気圧防水。世界限定2009本。44万円(税込み)。2023年8月発売予定。
豊かな自然界の生態を育むワッデン海とオリスの関係性
ワッデン海は潮の満ち引きで6時間ごとに海になったり、陸地になったりと、不思議なサイクルを繰り返す土地である。1日4回この現象が繰り返され、地球最大規模の干潟といわれている。豊かな自然を誇る世界遺産であるが、地元の言葉でダットワットと呼ばれるワッデン海は様々な脅威にさらされている。乱獲、汚染、船舶観光業、そして気候変動などの影響があり、ワッデン海連邦事務局(CWSS)は11,500㎡に及ぶ北ヨーロッパのデンマーク、ドイツ、オランダ沿岸500キロに渡るエリアの環境保護活動をしている。
2021年、オリスは世界中の非営利環境保全活動への参加が評価され気候中立企業に認定された。CWSSとの協力もそのひとつである。
オリスの共同経営責任者のロルフ・スチューダーは「オリスはより良い社会への変革をもたらすための意欲をさらに強めています。CWSSとのパートナーシップを延長することで、全社を挙げてサステナビリティや環境保全、人道活動などに力を入れていることを表明したいと考えています。みんなで力を合わせればより良い社会を作れるはずです。」と語る。
こういった背景のもと発表された限定モデルが「ダットワット リミテッドエディションⅡ」である。ワッデン海の塩沼からインスパイアされたより良い社会への変革をもたらす活動のシンボルでもある。
オリスの高性能で実用的なダイバーズウォッチ「アクイス」をベースとしたリミテッドエディション
シンボル的な存在であるだけでなく、「ダットワットリミテッドエディションⅡ」は高性能で実用的なダイバーズウォッチである。塩沼を連想させる明るく薄いグリーンのダイアルが涼しげな表情を見せる。直径43.5mmのケースは30気圧(300m)防水で、水中で問題なく機能するようにデザインされている。逆回転防止ベゼルやねじ込み式リュウズ、水中での視認性を確保する蓄光を施した針などを備え、ダイバーの安全を守る。
オリスと環境保護活動
オリスは2010年以降複数の環境保護支援モデルを発表してきた経緯がある。特に様々なダイバーズウォッチを製作していることもあり、海に関する支援モデルを定期的に発表している。時にはシュモクザメの個体数激減に警鐘を鳴らす「ハンマーヘッドリミテッドエディション」(2017)のように特定の動物保護への活動資金を募るためのモデルも発表された。
危機的な状況にある環境、動植物に常にアンテナを張り、地球環境の現状を世に広めた上で、具体的な支援活動を行うオリスの姿勢はブランドの枠を超えて注目されるべき企業活動のひとつであると言える。
Contact info:オリスジャパン Tel.03-6260-6876
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