クロノメーター認定を受けた高精度モデルの最新作、グラスヒュッテ・オリジナル「セネタ・クロノメーター」

グラスヒュッテ・オリジナルは、シルバーとブルーを基調とした新しい「セネタ・クロノメーター」を発表した。ケースの素材にはホワイトゴールドを採用し、搭載する自社製の手巻きムーブメントCal.58-08は、クロノメーター認定を取得している。

グラスヒュッテ・オリジナル「セネタ・クロノメーター」

グラスヒュッテ・オリジナルのセネタ・クロノメーターの新作は、波しぶきを思わせる新しい配色がほかにない魅力を放つモデルだ。かつて名を馳せた歴史的なモデルと同様に、並外れた精度を備え、視認性に優れたデザインになっている。精度の高さで知られるグラスヒュッテの時計の現代的な後継モデルで、最新作でありながら長い間受け継がれてきた伝統を受け継ぐ、紛れもないオリジナルと言えよう。

トップクラスの計時機能

　高い精度と信頼性を兼ね備えるため、かつては外洋航海に使用されたマリンクロノメーター。なかでもグラスヒュッテのマリンクロノメーターは、19世紀から20世紀にかけて世界的に高く評価された。セネタ・クロノメーターの全モデルは、チューリンゲン州度量衡管理局による15日間の精度検査を通過せねばならない。精度検査は5つの姿勢と3つの異なる温度下でテストされる。これら厳格な検査を経て、高い精度を公式に認定されるのがクロノメーターである。

芸術的なデザイン

　グラスヒュッテ・オリジナルの優れた作品のなかでも、セネタ・コレクションは特に洗練されたデザインを認められている。ムーブメントはドイツが誇る最高峰のエンジニアリング技術を反映し、高度な複雑機構と伝統的な趣き、時代に左右されることのないエレガントなデザインが融合している。セネタ・クロノメーターの新バージョンは、このコレクションにシルバーとブルーのフレッシュかつクールな新しい魅力を添え、伝統的な技術と現代的な要素を両立させている。

　文字盤と手巻きムーブメントの部品は、非常に丁寧な研磨による銀メッキ仕上げとなっている。この入念な工程で細かい銀粉と塩、水を混ぜたものを手作業で塗り込んで繊細な輝きを出してから、ガルバニックグレーコーティングが施されている。ポリッシュ仕上げの伝統的な青焼きの針とアプライドインデックス、ベゼルサイドのローレット加工がさらに高級感を引き立てる。

調和のとれた構成

　全体的に文字盤のシルバーとブルーの配色を基調としたデザインで、直径42mmのケースは手作業で丹念に仕上げられたポリッシュ＆サテン仕上げのホワイトゴールド。表にも裏にもサファイアクリスタルが用いられているため視認性に優れ、テンプの受けにグラスヒュッテ独自の美しい手彫り装飾が施された3/4プレートを楽しめる。

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　センターに時針と分針、6時位置のスモールセコンドは文字盤より一段低く、ブランドを象徴する3時位置のパノラマデイト、12時のインデックスのすぐ下にあるパワーリザーブ表示と控え目なデイ／ナイトインジケーターの絶妙なバランスは高い視認性を確保している。デイ／ナイトインジケーターは午後6時から午前6時までは黒いドットで夜であることを表示、昼間は白いドットが表示される。そしてホワイトゴールドのフォールディングバックルを備えたダークブルーのルイジアナ産アリゲーターレザーストラップが、このエレガントな時計の外観をまとめ上げている。

洗練された機構

　並外れた精度を持つセネタ・クロノメーターに搭載されているムーブメントは自社製手巻きキャリバー58-08 で、振動数は2万8800振動／時、パワーリザーブは約44時間40分だ。高度な秒針停止機構も備わり、リュウズを引き出すと時刻表示が停止し、秒針がゼロにリセットされてその位置に保持される。時刻を設定すると、特徴的なミニッツデテントによって分針が確実に次の分目盛りまでジャンプしたことが音とクリック感でわかるようになっており、秒針と分針をぴったり合わせて秒単位で正確に時刻を設定することができる。

　Cal.58-08 は眺めても楽しいムーブメントで、サファイアクリスタル製のケースバックを通して独自の3/4プレート、ネジ留めのゴールドシャトン、18本のチラネジ、手彫り加工されたバランスコックといったグラスヒュッテの伝統的な特徴を眺めることができる。