ジャガー・ルクルトから新作ポラリス・クロノグラフが登場! グレーまたはブルーのグラデーション文字盤が特徴

2023.08.31

ジャガー・ルクルトは2023年8月31日、新しい「ポラリス・クロノグラフ」をコレクションに追加した。ラッカー仕上げを施した、ウォームグレーまたはディープブルーの文字盤を持つ新作モデルについて、紹介しよう。

ジャガー・ルクルト 新作ポラリス


ジャガー・ルクルトから新作「ポラリス・クロノグラフ」が登場!

 1968年に製造されたダイビング・アラームウォッチ「メモボックス・ポラリス」。ジャガー・ルクルトの歴史においても鳴り物時計としても重要な存在として語られるが、2018年、同社はこの往年の名作に範を取った「ポラリス」をコレクションに加えた。1968年製モデルのデザインを踏襲しつつもモダンな要素と現代的なスペックを備えたポラリスは、さらに2023年8月31日、2種の新しい「ポラリス・クロノグラフ」を迎える。

ジャガー・ルクルト 新作ポラリス

ポラリス・クロノグラフ Q902843J
自動巻き(Cal.761)。パワーリザーブ約65時間。SSケース(直径42mm、厚さ13.39mm)。10気圧防水。ベージュのキャンバス製ストラップおよびブラックのラバーストラップが付属。

ジャガー・ルクルト 新作ポラリス

ポラリス・クロノグラフ Q9028181
自動巻き(Cal.761)。パワーリザーブ約65時間。SSケース(直径42mm、厚さ13.39mm)。10気圧防水。SSブレスレットとクル・ド・パリモチーフを施したブルーのラバーストラップが付属。


贅沢なラッカー文字盤を備えた新作モデル

 新作ポラリス・クロノグラフの特徴は、グラデーションによって変化が加えられた、ウォームグレーまたはディープブルーの文字盤である。ウォームグレー文字盤は、ジャガー・ルクルトにとって初採用のカラーリングだ。

 この、スポーティーテイストとエレガンスが共存した文字盤は、贅沢なラッカー仕上げで実現している。文字盤はセンターディスク、アワーマーカーが取り付けられたミドルリング、タキメータースケールが記されたアウターリングで構成されているが、センターディスクおよびミドルリングのラッカーが濃い色調から淡い色調へと徐々に変化する。

ジャガー・ルクルト 新作ポラリス

センターディスク、ミドルリングがグラデーションがかっているが、インダイアルとアウターリングは濃いカラーで仕上げることで視認性にも配慮された。ミドルリングと、ディープブルー文字盤のインダイアル部分は梨地に仕上げられており、強い光源下でも視認性を損なわないだろう。

 新作ポラリス・クロノグラフのグラデーション文字盤からは、ジャガー・ルクルトのウォッチメイキングに息づく職人技が感じられる。それぞれのラッカー仕上げは、ひとつひとつの層を手作業でコーティングすることで得られている。

 工程は複雑だ。最初に透明のニスを塗布し、その後カラーの層を塗り重ねていく。この時、職人はふたつのセクションが一致するよう、シェイドとグラデーションの両方をコントロールしなくてはならない。さらに、半透明のラッカーを35回塗り重ね、カラーに奥行きと豊かさをもたらしている。最後にパーツを鏡面仕上げに研磨することで完了するが、各工程でスピードと厳密な作業の両立が求められる。

ジャガー・ルクルト 新作ポラリス

文字盤はもちろん、針の取り付けやムーブメントなどと細部にわたってジャガー・ルクルトのウォッチメイキングの粋が感じられる新作モデルだ。

 新作ポラリス・クロノグラフには、3時位置に30分積算計、そして9時位置にはスモールセコンドのインダイアルが与えられた。ラッカー仕上げがもたらす光沢、あるいはアウターリングのオパーリン仕上げとコントラストをなしており、視認性を損なわない点も特筆すべきだ。

 さらにスケルトン加工された針やクロノグラフ針の先端をはじめ、随所に加えられたオレンジが優れた視認性に寄与するのみならず、スポーティーなデザインアクセントとなった。

 針・インデックスには夜光が塗布されているので、スポーツウォッチらしく暗所でも時刻確認ができるだろう。


機能的な現代スポーツウォッチ

 新作ポラリス・クロノグラフが搭載するムーブメントは、自動巻きCal.761だ。

ジャガー・ルクルト 新作ポラリス

シースルーバックからは、JLのロゴがあしらわれたローターやコート・ド・ジュネーブ仕上げのブリッジが鑑賞できる。ジャガー・ルクルトが高性能と機械としてのエレガンスを融合させたキャリバーだ。スイスのジュウ渓谷にある、ル・サンティエのマニュファクチュール内で設計、製造、仕上げ、組み立てが行われる。

 Cal.761はツインバレルを備えた完全一体型クロノグラフムーブメントとなっており、垂直クラッチを採用したコラムホイール式だ。シースルーバックからはJLのロゴがあしらわれたローターの奥から、コラムホイールなどといったクロノグラフ機構がのぞく。ジャガー・ルクルトが、高性能と機械としてのエレガンスを融合させたムーブメントとなっている。さらにパワーリザーブ約65時間と、現代スポーツウォッチとしての機能性を備えた。

ジャガー・ルクルト 新作ポラリス

1960年代のダイビング・アラームウォッチとデザイン的な共通点は多いが、一方で現代的なスポーツウォッチとしての機能性を兼ね備えた。容易に交換可能なストラップシステムがその代表格だ。気分やファッションに合わせてストラップ交換を楽しめることはもちろん、細かな箇所のお手入れにも重宝するだろう。

 現代スポーツウォッチらしい機能として、容易に交換可能なストラップシステムが採用されたことも注目したい。それぞれの新作モデルには2種のストラップが付属するが、気分やファッションに合わせて交換を容易に楽しめる。また、本作は10気圧の防水性が備えているため、さまざまなシーンで扱いやすいが、そんなデイリーユースの中で蓄積されやすい汚れをお手入れする時にも、ケース・ストラップを簡単に脱着できるのはユーザーにとって高い利便性が提供されたと言える。なお、ウォームグレー文字盤のモデルにはベージュのキャンバス製ストラップおよびブラックのラバーストラップが。ディープブルー文字盤のモデルにはステンレススティール製ブレスレットとクル・ド・パリモチーフを施したブルーのラバーストラップが付属する。

 直径42mm、厚さ13.39mmのステンレススティールケースはシャープなラグ、引き絞られたベゼル、サテン仕上げとポリッシュ仕上げのコンビネーションなどといったスポーティーな要素とエレガントな要素が融合しており、競合の多いスポーツウォッチの中でも、新作ポラリス・クロノグラフに所有欲をくすぐられる時計愛好家は少なくないだろう。


Contact info: ジャガー・ルクルト Tel.0120-79-1833


ジャガー・ルクルト「JLC ポラリス・クロノグラフ」をじっくり見てみよう


https://www.webchronos.net/features/34041/
現代的にアップデートされたジャガー・ルクルト 「ポラリス・クロノグラフ」の魅力


https://www.webchronos.net/features/39846/
ジャガー・ルクルトのおすすめモデル3選。名門の歴史と魅力を探る


https://www.webchronos.net/features/44059/