グラスヒュッテ・オリジナルより、「セネタ・クロノメーター・トゥールビヨン」の数量限定モデルが発表された。本作は、ゼロリセット機構とミニッツデテントを備えたフライングトゥールビヨンウォッチだ。プラチナ製ケースを採用し、世界限定50本が販売される。
グラスヒュッテ・オリジナルの特許技術が実現した、使い勝手に優れるフライングトゥールビヨン
グラスヒュッテ・オリジナルより、フライングトゥールビヨンを搭載したコンプリケーションウォッチ、「セネタ・クロノメーター・トゥールビヨン」の数量限定モデルが発表された。
ダイアルの6時位置には、秒針の役割を果たすブルーのポインターを備えたフライングトゥールビヨンが配され、ロービートでゆったりとしたテンプの鼓動と、回転するケージを存分に楽しむことが可能だ。12時位置には、デイ/ナイトインジケーターと時分を表すインダイアル、9時位置にはパワーリザーブインジケーターが備わっている。その周囲には、レーザーエングレービングによるクル・ド・パリ装飾が施されたプレートや、面取りが与えられたブリッジが並び、同社らしい精緻な仕上げを鑑賞することができる。全体は落ち着いた色味で統一されており、ブルーの針とインデックスが視認性を高めている。
本作に搭載されているムーブメントは、自社製手巻き式のCal.58-06だ。約70時間のパワーリザーブ、シリコン製ヒゲゼンマイによる高い耐磁性、ドイツクロノメーターを取得した高精度を誇るだけではなく、時刻の調整や読み取りに有用な機構が採用されている。
時刻調整時、リュウズを一段引くと垂直クラッチがテンプを停止させ、トゥールビヨンケージを固定する。そこから更にもう一段リュウズを引くと、ケージが滑らかに回転し、取り付けられたブルーのポインターがゼロ位置に戻る。これによって、正確に時刻を合わせることができるのだ。さらに、このムーブメントの分針は常に動き続けるのではなく、秒針が1周したときに1目盛り分ジャンプする。これによって、時刻を読み取る際に分秒まで正確に把握することが可能となっている。
直径42mmのケースは、プラチナ製だ。複雑なムーブメントを搭載しながらも、その厚さは12.6mmに抑えられている。ダークブルーのルイジアナ産アリゲーターストラップには、プラチナ製のバタフライクラスプが装着されている。
本作はホワイトオーク製のボックスに収められ、世界限定50本で販売される。
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