タイメックスより、ニューヨークのメトロポリタン美術館とのコラボレーションによる「THE MET」シリーズが発売された。全5種がラインナップし、それぞれ美術館に所蔵されている著名な絵画をダイアルとストラップにあしらっている。
クリムト、ゴッホ、歌川国貞、葛飾北斎、歌川広重がラインナップ
アメリカを代表する時計ブランドの1つであるタイメックスより、メトロポリタン美術館とのコラボレーションによる「THE MET」シリーズが発売された。
アメリカ・ニューヨークに位置するメトロポリタン美術館は、世界を代表する美術館だ。今回発表されたTHE METでは、美術館に所蔵されているクリムト、フィンセント・ファン・ゴッホ、歌川国貞、葛飾北斎、歌川広重の名画をあしらった腕時計がラインナップし、ケースバックにはコラボレーションモデルであることを示す刻印が施されている。いずれもクォーツ式で、アナログが3種、デジタルが2種用意されている。アナログモデルのストラップには、工具なしで脱着可能なレバーが備わっている。
クリムトが1912年に描いた作品である「メーダ・プリマヴェージ」をあしらったモデルは、タイメックスのシンプルな3針ウォッチの「モダンイージーリーダー」をベースとしている。ダイアルに描かれた少女は、クリムトのパトロンであったプリマヴェージ⽒の9歳の娘がモデルだ。
江戸時代に活躍した浮世絵師の歌川国貞の作品をモチーフとしたモデルも、同様にモダンイージーリーダーをベースとしている。水滸伝をベースとした歌舞伎の登場人物、朝⽐奈藤兵衛を演じた役者を大胆にダイアルとストラップに描いている。この浮世絵が世に出たのは1854年。これがタイメックスの創業と同年であることにも、不思議な縁を感じるモデルだ。
モダンイージーリーダーをベースとした3本目のモデルは、フィンセント・ファン・ゴッホが1887年に描いた「麦わら帽子をかぶった自画像」をモチーフとしている。ゴッホらしいダイナミックな筆致と色彩が、ダイアルとストラップに生き生きと映し出されている。この作品は、メトロポリタン美術館の所蔵作品の中でも最も人気の高いものの1つだ。
葛飾北斎の浮世絵、「神奈川沖浪裏」をモチーフとしたモデルは、デジタルウォッチの「タイメックス 80」をベースとしている。作品に描かれた荒々しい波や、それに飲み込まれてしまいそうな小舟、その奥の富士山までが全面に広がった、臨場感たっぷりの1本に仕上がっている。
5本目は、歌川広重を代表する浮世絵、「名所江戸百景」の第94景「真間の紅葉手古那の社継はし」をタイメックス 80にあしらったモデルだ。赤みを差した楓の葉と、その奥にそびえる筑波山などの山々が、ダイアルとストラップに描かれている。
THE METの取扱店は、公式オンラインストアのほか、大丸東京、伊勢丹新宿店、ジェイアール名古屋タカシマヤ、大阪高島屋である。公式オンラインストアと大丸東京では2023年10月13日(金)より販売、それ以外の店舗では11月以降より販売される。大丸東京は、2023年12月25日(月)までの期間限定での取り扱いとなる。
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