オリスより、新作「プロパイロットX キャリバー400 レーザー」と、「オリス ダイバーズ65 コットンキャンディ セピア」が発表された。前者は世界初となる、レーザー加工によって虹色に輝くダイアルを実現したモデルであり、後者はブロンズケースにブラックダイアルを組み合わせたレトロな外観が特徴のモデルだ。
革新とレトロ、ふたつのモデルを同時に披露
オリスより、近年の同社を代表する人気作、「プロパイロットX キャリバー400」と「オリス ダイバーズ65 コットンキャンディ」に、新たなバリエーションが追加された。プロパイロットXの新作は、色素を使わずに鮮やかなカラーダイアルを実現したモデル、ダイバーズ65の新作は、ノスタルジックなデザインが魅力のブロンズケースモデルである。
2022年に発売されたプロパイロットX キャリバー400は、チタン製のケースとブレスレットに、約5日間のロングパワーリザーブと高耐磁性を備えた自社製自動巻きムーブメント、Cal.Oris 400を組み合わせたモデルだ。新作の「プロパイロットX キャリバー400 レーザー」では、その高い実用性を踏襲しつつ、時計業界初のミステリアスなダイアルを採用している。
ブルーやグリーン、バイオレットへと、光を受けて複雑に色味を変えるダイアルには、実は色素が全く加えられていない。これは生体模倣の原理の中でも特に、自然界における光学干渉から着想を得たものだ。ダイアル表面にレーザー加工を加えることで、光を構成要素に分解し、見る角度によって異なる色彩を放つレインボー効果を発揮させている。
本作の不思議なダイアルを実現するためには、同社の商品開発エンジニアであるリチャード・シグリストを中心に、FTHチューリヒ大学傘下の研究所との協力が不可欠であった。開発には約2年の歳月を要し、同じものを安定して数百数千と製造する量産の過程が特に難関であったという。
「オリス ダイバーズ65 コットンキャンディ セピア」は、21年に登場したオリス ダイバーズ65 コットンキャンディをベースとしたモデルだ。同年のモデルでは、ポップなパステルカラーダイアルを特徴としていたが、今作ではノスタルジックなブラックダイアルを採用している。
針やインデックス、プリントされたロゴやミニッツマーカーはゴールド、スーパールミノバはヴィンテージ風のクリームカラーを採用している。ケースの色味と相まってシンプルで統一感のあるデザインは、ビジネスシーンでも使いやすいことだろう。
ミドルケースとベゼル、リュウズには、エイジングを楽しむことができるブロンズを用いている。ケースバックは、ステンレススティールとすることで腐蝕への耐性を高めている。
ムーブメントは、汎用機をベースとしたCal.Oris 733を搭載する。ブラックのラバーストラップを装着したモデルと、ブロンズ製ブレスレットを装着したモデルの2種類で展開される。
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