セイコー プロスペックスの「スピードタイマー」コレクションに、機械式自動巻きクロノグラフの新作1型2種が追加された。1972年に発売されたクロノグラフのデザインを踏襲しつつ、堅牢なムーブメントを搭載することで現代的なスポーツウォッチに仕上げている。
今なおファンに愛される、1970年代の名作クロノグラフを現代的にリメイク
セイコー プロスペックスの「スピードタイマー」コレクションに、機械式自動巻きクロノグラフの新作1型2種が追加された。うち1種は、セイコーブランド誕生100周年を記念する数量限定モデルだ。
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本作のデザインは、1972年に発売されたCal.6138を搭載したモデルにインスピレーションを得ている。ダイアルは、メインダイアルとサブダイアルの色を変えたツートン仕様。レギュラーモデルでは、シルバーのメインダイアルにブラックのサブダイアル、限定モデルではブルーグレーのメインダイアルにシルバーのサブダイアルを組み合わせている。
オリジナルのCal.6138はスモールセコンドを持たない縦2眼のクロノグラフであったが、本作が採用するCal.8R48はスモールセコンドを搭載しているため、サブダイアルは3つとなっている。3時位置がスモールセコンド、6時位置が12時間積算計、9時位置が30分積算計である。クロノグラフ秒針と30分積算計の針は、先端をオレンジに彩ることで視認性を向上させている。カレンダー表示は、オリジナルがデイデイトであったことに対し、本作ではデイトのみに変更され、すっきりとしたダイアルに纏め上げている。
ラグが短く丸みを帯びたケースも、オリジナルの意匠を取り入れたものだ。ラグ上面には同心円状のヘアライン仕上げが施され、大型のプッシュボタンとリュウズは、高い操作性をもたらしてくれる。
ステンレススティールブレスレットは、クラシカルな9連タイプ。細い鏡面の列を加えることで、スポーティな印象を崩すことなくエレガントに仕上げている。限定モデルには、ブラックのレザーストラップが付属する。
搭載するCal.8R48は、同社の主力機械式自動巻きムーブメントだ。垂直クラッチとコラムホイールを採用した、確実な作動と堅牢性が特徴だ。同系統のムーブメントはグループ外にも販売され、世界中からも厚い信頼を得ている。
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