アーミン・シュトロームが、カリ・ヴティライネンのアトリエで施されたフュメ・ダイアルとギヨシェ彫りの「トリビュート 1 フュメ」を発表

アーミン・シュトロームの「トリビュート 1」に、クロマティックなひねりを加えた4種のフュメ・ダイアルが各10本限定で登場。自社開発製造の手巻きムーブメント、ギヨシェ彫りのダイアルの上にモーターバレルといった特徴を持つ「トリビュート 1 フュメ」は、現代性とヴィンテージ感を融合した魅力的な機械式時計の傑作であろう。

カリ・ヴティライネンのアトリエで施されたフュメ・ダイアル

　アーミン・シュトロームの「トリビュート 1」は、最も基本的なタイムキーパーである3針時計に、独立系マニュファクチュールが独自に解釈を施したものだ。トリビュート 1 は、おそらく時計製造技術の最も本質的な表現であり、細部に至るまで丹念に作り込まれ、他に類を見ない調和のとれた統合的で非常に独創的な作品となっている。

　そして今、印象的な4色のフュメ・ダイアルと、独立したウォッチメーカー、カリ・ヴティライネンのアトリエで施されたギヨシェ彫りのダイアルプレートで、さらにドラマティックな外観になった。「トリビュート 1 フュメ」は、オーシャン、スレート、スカイ、バーガンディのダイアルカラーでそれぞれ10本限定で制作される。

　ドラマティックで力強く、多彩なトーンを映し出すフュメ・ダイアルは、ただでさえ立体的なトリビュート 1に新たな深みを加えている。1970年代風のビネット効果により、ダイアル中心部の明るいハイライトが印象的なグラデーションを描き、外端に向かって陰影のあるコントラストへと変化していく。

　メタリックな基盤にサンレイ仕上げを施したダイアルは、光の当たり具合によって、4色のダイアルカラーのさまざまな色調を生み出す。この素晴らしい効果は、アントラサイトのギヨシェ彫りプレートによってさらに増幅される。有名な独立したウォッチメーカーでブランドと親交の深いカリ・ヴティライネンが手作業で彫ったものだ。

　アーミン・シュトローム・マニュファクチュールの最新作に関して、共同設立者でマスター・ウォッチメーカーのクロード・グライスラーは次のように述べている。

「トリビュート 1は文字通り、クラシックなドレスウォッチにひねりを施しました。独特な2時位置のリュウズを備えた 直径38mmのステンレススティールケースから、オフセンターに配した時・分・秒を表示するスモールダイアルに至るまで、アシンメトリーの中に調和が存在します。アーミン・シュトロームの全作品と同様に、ダイアル側から眺めると、機械的かつ独創的なものがあるのです」

　フィンガー型オープンブリッジで支えられているのは、革新的な「モーターバレル」。これは目立つように設計されており、バレル自体の内部で主ゼンマイの周りを回る主軸が特徴で、従来の構造よりもはるかに効率的で、スペースも節約できている。約100時間のパワーリザーブを提供する単一の主ゼンマイバレルとしては、驚異的と言えるだろう。

　アーミン・シュトロームの手仕上げによる精巧な熟練技術が表れているのが手巻きムーブメントのCal.AMW21で、随所に豪華な装飾が施されている。今までで最もピュアなムーブメントを装飾するために、さまざまな装飾技法が取り入れられた。トリビュート 1 フュメを締めくくる、グレーのアルカンターラ カーフレザーのストラップは、ホワイトのステッチ入りで、ベルベットのようにソフトでしなやかだ。

• 
• 
• 
• 
• 

/