腕時計専門webサイト「Fratello Watches」が、2012年より始めた「#Speedy Tuesday」。このハッシュタグは、同webサイトが毎週火曜日に、オメガ「スピードマスター」の中から1本を取り上げて紹介する企画としてスタートした。「#Speedy Tuesday」は、スピードマスターのファンの間で広まり、現在では、毎週火曜日にユーザー自身がSNS等に、スピードマスターの画像やコメントを投稿するといったものに発展している。
ハッシュタグのスタートから今年で5年、オメガはスピードマスターのファンに感謝の意味を込めて、「#Speedy Tuesday」にオマージュを捧げる限定モデル「スピードマスター “スピーディ チューズデー” リミテッド エディション」を発表した。
デザインのベースとなったのは、1978年にNASA(アメリカ航空宇宙局)のために制作された「スピードマスター “アラスカ プロジェクト Ⅲ” モデル」だ。マットブラックを基調に、シルバーのサブダイアルを配した文字盤は、1966年に初めて登場した“逆パンダ”ダイアルを踏襲している。12時位置にはオメガのヴィンテージロゴを採用。3つのサブダイアルは発光塗料が塗布されており、暗い場所でも高い視認性を確保している。搭載されたムーブメント、Cal.1861は、ムーンウォッチで使用された手巻きムーブメントと同じものだ。
裏蓋には、スピードマスターの象徴であるシーホースのエンブレム、その周りには「SPEEDY TUESDAY ANNIVERSARY – A TRIBUTE TO ALASKA PROJECT Ⅲ」の文字と、限定モデルの証としてシリアルナンバーが刻印されている。ハッシュタグが始まった年を記念して、世界限定2012本で制作された「スピードマスター “スピーディ チューズデー” リミテッド エディション」には、NATOストラップとバネ棒外しも付属し、特別なレザーロールケースに収められている。