ヴァシュロン・コンスタンタンは新作「オーヴァーシーズ・トゥールビヨン・ハイジュエリー」を発表した。18Kホワイトゴールドケースに身を包んだ本作は、ベゼルとインデックスにバケットカットダイヤモンドがセットされた、ラグジュアリーな旅路へと誘うコンプリケーションモデルに仕上がっている。
オーヴァーシーズに新たな解釈を加えるラグジュアリーモデル
ヴァシュロン・コンスタンタンの「オーヴァーシーズ」に、バケットカットダイヤモンドをセッティングした18Kホワイトゴールドケースを持つ、ラグジュアリーなトゥールビヨンモデルが追加された。ケース径は42.5mmで、ムーブメントには自社製のトゥールビヨンキャリバー2160を搭載している。
18KWGブレスレットに加えて、ブルーのカーフレザーとラバーストラップが交換用として付属する。自動巻き(Cal.2160)。30石。1万8000振動/時。パワーリザーブ約80時間。18KWGケース(直径42.5mm、厚さ10.39mm)。5気圧防水。価格要問い合わせ。
本作で注目すべきは、装飾として採用されたバケットカットダイヤモンドだ。ベゼルとインデックスには計60個ものダイヤモンドがセットされており、オーヴァーシーズ独特のシェイプが輝きとともに強調されている。加えて、コレクションを象徴するサテンブラッシュ仕上げのブルーダイアルとの対比によって、フェイス全体に上質なコントラストがもたらされている。
また本作は、バケットカットダイヤモンドを装飾に用いる初のオーヴァーシーズとなった。
バゲットカットは、アールデコが席巻していた20世紀初頭から広く採用されてきたカット方法だ。インビジブルセッティングのような比較的新しい技法とも親和性が高く、ヴァシュロン・コンスタンタンが誇る歴代のジュエリーウォッチでも多く見られる装飾となっている。
本作の製造にあたり、ブランドのデザイナーとジェムセッターたちは、バケットダイヤモンドとオーヴァーシーズの優美さに相性の良さを見出し、採用に至ったという。結果、本作ではスポーティとフォーマルが高次元で融合を果たしており、同時に特徴的なスポーツシックデザインも備えた。
極薄型ムーブメント「キャリバー2160」を搭載
本作の心臓部には自社製のトゥールビヨンキャリバー2160が搭載されており、マルタ十字のキャリッジとともに、優雅なビートがダイアルに個性を添えている。
もちろん、細部にまで施される精緻な装飾についても健在であり、本機はメゾンの卓越したオートオルロジュリーが余すことなく反映されたムーブメントと言えるだろう。
3つの顔であらゆるニーズに対応
ストラップ、ブレスレットにはインターチェンジャブルシステムが搭載されており、それぞれを工具無しで交換できるようになっている。あらゆるシーン、スタイルに対応するこのシステムもまた、オーヴァーシーズの多様性を象徴する技術だ。
本作では、一体型のホワイトゴールド製ブレスレットに加えて、スポーティなブルーのラバーストラップと、クラシカルなカーフレザーストラップが交換用として付属する。
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