レッセンスの「Type1 Round」に、マルチカラーを採用したポップなニューカラーモデルが追加された。全世界のレッセンス正規販売店にて、2023年12月より販売されている。
エッセンシャルカラーで遊び心を表現
2023年6月に登場したレッセンスのニューフェイスである「Type 1 Round」は、洗練されたシンプリシティと人間工学を意識した流線形のフォルムを特徴とするコレクションだ。今回その新作として、グリーン、ブルー、イエロー、レッドのマルチカラーを採用した新色モデルが登場した。
自動巻き(Cal.ROCS 1.3 / RessenceOrbital Convex System、Cal.2892[モジュール])。40石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約36時間。Tiケース(直径42.7mm、厚さ11mm)。10m防水。277万2000円(税込み)。
ナイトブルーにビビッドなアクセントが加えられていた先代機から一転、本作は4色のエッセンシャルカラーがコントラストを成す、遊び心にあふれるモデルに仕上がっている。また、時分のアラビア数字が本作ではオミットされており、その無駄のなさに磨きがかかっている。
ムーブメントには引き続きROCS(Ressence Orbital Convex System)を採用する本機。特許取得のこのシステムは、まるで時、分、秒、曜日ディスクが互いを追いかけるかのように、文字盤を回転させるという仕組みを採っており、レイアウトが常に変わるというユニークさを備えている。本作では、ダイアルレイアウトの色分けを行うことで判読性を高めている。ブルーで彩られたメインスケールは分を表示しており、グリーンのサブダイアルでは時間を表示。レッドは週表示で、最も小さなイエローのサブダイアルがスモールセコンドの役目を果たしているのだ。
人間工学を重視した外装では、ドーム状サファイアクリスタルとグレード5チタン製ケースがなめらかに融合。丸みを帯びた風防はケースとの接合部のギリギリにまで広がっており、見事な円盤型のシェイプを実現している。
なお、ROCSを採用した本作はリュウズを搭載していない。代わりにケースバックを左右に回転させることで、時刻合わせやムーブメントの巻き上げが行えるようになっている。これは一般的な腕時計と違って利き手を問わない機能であり、ユニバーサルデザインへの配慮とも考えられる。
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