ルイ・ヴィトンは、2023年12月18日、第1回「ルイ・ヴィトン ウォッチ プライズ フォー インディペンデント クリエイティブズ」の受賞候補者リストと審査員名を発表した。最終選考に残った5名は、24年2月6日にフォンダシオン ルイ・ヴィトンで開催される最終審査で、5名の審査員に、それぞれの作品のプレゼンテーションを行う。最優秀賞の受賞者は同日夜に開催される祝賀セレモニーで発表される。
第1回授賞式に向けて受賞候補者と審査員を発表
ルイヴィトンは、2023年12月18日(月)、第1回「ルイヴィトン ウォッチ プライズ フォー インディペンデント クリエイティブズ」の受賞候補者リストと審査員名を発表した。この賞は、独立ウォッチメーカーをたたえ、ウォッチメイキングに携わる職人、そして起業家の支援・振興を図るとともに、支援を次世代へと続けていくことを目的に開催されている。
最終選考に残った5名は24年2月6日(火)にフランス パリのフォンダシオン ルイ・ヴィトンで開催される最終審査で、審査員にそれぞれの作品のプレゼンテーションを行う。最優秀賞の受賞者は同日夜に開催される祝賀セレモニーで発表される。
この5名は、ペテルマン・ベダ、シモン・ブレット、ジョン-ミカエル・フロー、アンドレアス・ストレラー、パジェスである。
ガエル・ペテルマンとフロリアン・ベダによって2017年にスタートした独立系ウォッチメーカー。懐中時計にインスパイアされた、モノプッシャー式の「クロノグラフ ラトラパンテ」を出品している。
22年より独立したシモン・ブレットが出品する「クロノメトロ アルチザン」は、肉抜きされた文字盤から手巻きムーブメントのパーツの一部を鑑賞できる。シモン・ブレットは本作を、「ネオ・クラシカルなウォッチメイキングを象徴する」と称している。
2018年に独立したジョン-ミカエル・フローが手掛ける、美しい機械式のミツバチ「ラベイユ・メカニーク」。搭載される手巻きムーブメントCal.AB-01は、専用キーやカルーセル、詩的なアワーインジケーターを備える。
アンドレアス・ストレラーとエンリコ・サントーニによる、1995年から活動している独立系ウォッチメーカー。機械式永久デスクカレンダーの「ティシュカレンダー・シンパティック」には、さらに懐中時計の「マスター・タイムキーパー」が取り付けられる。
2012年から活動している、ラウル・パジェスによる独立系ウォッチメーカー。出品する「R1-レギュレーター・ア・デタント」は同ブランドが設計し、手作業で製造した回転式デテント脱進機を搭載している。
ルイ・ヴィトンのウォッチ部門ディレクター、ジャン・アルノーは「最高のクラフツマンシップの基準を満たす夢見る人たちや既成概念を打ち破る人たちの手に時計製造の未来があると我々が信じているからこそ、このルイ・ヴィトン ウォッチ プライズが存在しています。最終選考に残った5名の方々、おめでとうございます。皆さんの手によって、独立系ウォッチメイキングの未来は実に明るいものとなるでしょう」とコメントした。
最終審査はルイ・ヴィトンが本賞のために招集した専門委員会から、キャロル・フォレスティエ-カザピ、アウロ・モンタナーリ、レジェップ・レジェピ、ジアシャン・スー、マイケル・テイの5名が推薦で選出された。
最優秀賞受賞者には助成金が贈られるほか、スイスのメイランにあるメゾンのウォッチメイキングアトリエ「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」の専門家チームによる1年間のメンターシップが提供される。
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