2024年明けてすぐ、パネライから新作モデルが発表された。「ラジオミール アニュアルカレンダー プラチナテック™」だ。23年、パネライ初のアニュアルカレンダー搭載モデル「ラジオミール アニュアルカレンダー」が登場し、本作はその3作目。ニューヨークとミラノに続き、パリのシャンゼリゼ通り120番地にオープンした、3番目となるカーサ パネライを祝して誕生したモデルだ。
パネライ新作モデル「ラジオミール アニュアルカレンダー プラチナテック™」
2024年1月、パネライから新作「ラジオミール アニュアルカレンダー プラチナテック™」が発表された。アニュアルカレンダーは、2月の末日を除き、日付、曜日、月を自動で送る複雑機構のことだ。つまり、時計が動き続けている限り、カレンダーを手動で修正するのは1年に一度、3月1日のみとなる。
パネライは23年、初めてこの複雑機構を搭載したモデルを「ラジオミール」から発表し、続く24年、第3弾として本作をラインナップに加えたのだ。ニューヨークとミラノに続き、パリのシャンゼリゼ通り120番地にオープンした、3番目となるカーサ パネライを祝してのモデルである。
自動巻き(Cal.P9010/AC)。40石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約72時間。プラチナテックケース(直径45mm、厚さ16.13mm)。100m防水。776万3800円(税込み)。
最大の特徴は、サンブラッシュ仕上げを施したサンドイッチ構造のグリーン文字盤だ。中央から外周にかけてグラデーションを描いており、印象的である。蓄光塗料はスーパールミノバ。暗所での視認性が確保されている。
9時位置のスモールセコンド、3時位置のデイデイト表示、そして外周リングで月表示を行う文字盤は、情報量が多いながらも判読性が高く、イタリア海軍へ精密機器を供給した歴史を持つパネライらしい実用性だ。なお、手動でカレンダー操作を行いたい場合、月と日付はリュウズで、曜日はケースサイド8時位置のプッシュボタンを用いる。
この複雑機構を実現する自動巻きムーブメントCal.P9010/ACは、シースルーバックからのぞくことができる。
さらに、ケース素材にプラチナテック™が用いられていることも、特筆すべき点だ。プラチナテック™️はパネライの独自合金で、プラチナ由来の光沢を有しつつ、高い硬度を備えている。硬度が高くなれば仕上げや研磨は難しくなるが、本作はポリッシュ仕上げが施された。一方で100m防水と、やはり実用性も優れている。
この特別なラジオミールの価格は税込み776万3800円。ブティック限定で販売される。
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