ジャガー・ルクルトから新作「マスター・ウルトラスリム・パワーリザーブ」が登場! 薄型ケースはそのままに、実用性がアップデート

2024.01.14

ジャガー・ルクルトが新しい「マスター・ウルトラスリム・パワーリザーブ」を発表した。最大の特徴は、リニューアルした自動巻きムーブメントCal.938を搭載していることである。これまでの同コレクションらしい薄型ケースはそのままに、約70時間と、実用的なパワーリザーブを獲得した。


磨き上げられた実用性に注目

 ジャガー・ルクルトは、新しい「マスター・ウルトラスリム・パワーリザーブ」を発表した。これまでラインナップしてきた同名コレクションをリニューアルし、現代的な実用性と意匠を獲得している。

ジャガー・ルクルト マスター・ウルトラスリム・パワーリザーブ

ジャガー・ルクルト「マスター・ウルトラスリム・パワーリザーブ」
自動巻き(Cal.938)。39石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。18KPGケース(直径39.0mm、厚さ8.95mm)。5気圧防水。308万円(税込み)。

 本作は、サンレイ仕上げを施したミッドナイトブルーのダイアルとピンクゴールド製のケースに、リニューアルされたジャガー・ルクルト製の自動巻きムーブメントCal.938が搭載される。リニューアルによって約70時間へと延長されたパワーリザーブを実現した。

ジャガー・ルクルト マスター・ウルトラスリム・パワーリザーブ

自動巻きで、かつパワーリザーブ約70時間と実用的なスペックであるにもかかわらず、ムーブメント厚は4.9mmに抑えられている。なお、ケース厚もわずか8.95mmだ。

 パワーリザーブが延長されたとはいえ、Cal.938は従来品から大径化しておらず、厚さも4.9mmを保っている。香箱を一新したほか、主要部品の一部にシリコンが採用されているため、部品の摩耗を低減させると同時にエネルギー伝達をスムーズに行っているのだ。

 なお、パワーリザーブ機能は、1948年に開発されたCal.481に見られるように、ジャガー・ルクルトを代表する機構のひとつである。レッドとホワイトの表示で知られる「パワーマチック」はパワーリザーブインジケーターを備えた自動巻き式腕時計の先駆けであり、1950年代にはジャガー・ルクルトの主要モデルとなった。

ジャガー・ルクルト マスター・ウルトラスリム・パワーリザーブ

サブダイアルはマットに仕上げられており、メインダイアル部分とのコントラストがより深くなっている。ケースやインデックス、針などのピンクゴールドとの相性は抜群だ。

 「マスター・ウルトラスリム・パワーリザーブ」もまた、パワーリザーブインジケーターを備えた1本だ。さらに、日付表示とスモールセコンドが配されている。

 ケースサイズは従来のモデルと同じく直径39mm、厚さは8.95mmであるが、ラグ部分がよりスリムで細長くなった。また、ダイアルデザインも変更されている。レイアウトの対称性やバランスは変わらず、マットな質感を持つサブダイアルの大きさ、日付、パワーリザーブインジケーター、スモールセコンドの表示が読み取りやすくなっているのだ。

 さらに細かなディティールの違いとしては、アプライドのアワーマーカーの形状が細長くなり、かつドーフィン針に各面異なる仕上げが施されている点、そしてミニッツトラックとしてドットが配された点が挙げられる。これらの総合的な要素により、新しい「マスター・ウルトラスリム・パワーリザーブ」はモダンな印象に仕上がっている。

ジャガー・ルクルト マスター・ウルトラスリム・パワーリザーブ

薄型ケースは、特別な日のエレガントな装いにぴったりだ。一方で実用性がアップデートされているので、日常使いとしても好適と言える。

 ストラップはネイビーブルーのアリゲーターストラップで、ダイアルカラーと調和する。ストラップとバックルは簡単に交換することができるため、装いに応じて変更するのも楽しいだろう。



Contact info: ジャガー・ルクルト Tel.0120-79-1833



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