創設者ルイ・ヴィトンの孫ガストン-ルイ・ヴィトンにスポットを当てた新作ファインジュエリーが登場

2024.02.11

ルイ・ヴィトンは、創設者の孫であるガストン-ルイ・ヴィトンからインスピレーションを得た新作ファインジュエリーコレクション、「レ ガストン ヴィトン」を披露した。深い学識を持つ思想家でもあったガストンを讃える本コレクションは、3つのチャプターを元にデザインされた、16種のアイテムと2種のマスターピースが展開される。

ルイ・ヴィトン レ ガストン ヴィトン


ガストンの多面的な魅力を表現する、デニムブルーと3つのチャプター

 ルイ・ヴィトンは、新たなファインジュエリーとして、ガストン-ルイ・ヴィトンにスポットを当てた「レ ガストン ヴィトン」コレクションを発表した。

 ラインナップはリング、ペンダント、ネックレス、タグ、ブレスレット、グルメット、ブレスレット、ピアスといったアイテム16種に加え、2点のマスターピースが登場。また、それぞれが「ザ・クリエイターズ」、「ザ・コレクターズ」、「ザ・キュリアス」という3つのチャプターに沿ってデザインされており、ガストンにまつわるストーリーがそのクリエイティブに活かされている。

ルイ・ヴィトン レ ガストン ヴィトン

レ ガストン ヴィトンでは緻密なレーザーカッティングが駆使されており、トランクに代表されるメゾンのモチーフがジュエリーサイズに再解釈されている。使用される素材はホワイトゴールド、イエローゴールド、チタンがメインで、ダイヤモンドを組み合わせたラグジュアリーなバリエーションも用意される。

 創設者ルイ・ヴィトンの孫に当たるガストン-ルイ・ヴィトンは、クリエイターでありながら思想家や蒐集家の側面もあり、多面的な魅力にあふれた人物であった。メゾンのウォッチ&ファインジュエリー部門のアーティスティック・ディレクター、フランチェスカ・アムフィテアトロフは、ガストンの繊細でありながら外の世界に対してオープンな姿勢に、現代の男女と通ずるものがあると考え、本コレクションをデザインしたという。

ルイ・ヴィトン レ ガストン ヴィトン

ガストンの現代的かつ自由な発想は、本コレクションの素材やムービング・メカニズムにも表れている。

 また本コレクションのデザイン特徴として、新色である「レ ガストン ヴィトン ブルー」が挙げられる。このカラーリングは、ファッションにおける普遍的な存在であるブルーデニムから着想を得たもの。シーンを問わず、多彩に活躍するデニムの魅力を、ジュエリーであるレ ガストン ヴィトンに落とし込むものとなっている。

ルイ・ヴィトン レ ガストン ヴィトン

レ ガストン ヴィトン ブルーは、軽やかで耐久性に優れるチタンに、ブルーのPVDコーティングを施すことで表現される。コレクションに使用されるイエローゴールドやホワイトゴールドとの相性も良く、フレッシュかつモダンな印象をジュエリーに添える。

 このブルーで彩られたレ ガストン ヴィトンに対して、フランチェスカ・アムフィテアトロフは「このコレクションは、あなたにとってのジーンズのようなもの。誰もが1本は持っているジーンズは、着れば着るほど愛着が湧く」と語っている。


ザ・クリエイターズ

 ザ・クリエイターズは、メゾンの遊び心あふれる一面を伝え、無限の可能性の探求へと誘うチャプター。ガストンは多面的なクリエイターであり、定期的に特許申請や発明・商標の著作権登録を行うだけでなく、さまざまなスケッチやアイディアで埋め尽くされたノートブックやトレーシングペーパーを数多く所持していた。

 本チャプターではこの逸話を、メカニカルなリングと「デザイナーペンダント」 で表現。ガストンの発明家としての才能と、スケッチの習慣を直接的に反映したインタラクティブなジュエリーがそろう。

ルイ・ヴィトン レ ガストン ヴィトン

ザ・クリエイターズでは、精緻なチタンのデザインや、機能性とインタラクティブ性、印象的なレ ガストン ヴィトン ブルーがその特徴となる。

ルイ・ヴィトン レ ガストン ヴィトン

3つのリングの組み合わせによるムービングメカニズムを備えるパズルリング。73万1500円(税込み)。

ルイ・ヴィトン レ ガストン ヴィトン

ガストンの創造性とスケッチの習慣を表現した、ペンシル型のペンダント。138万500円(税込み)。


ザ・コレクターズ

 ガストンは、美術品や書籍、タイポグラフィーにトランク、果てはカクテルパーティーの招待状からヴィンテージのホテルラベルにいたるまで、あらゆるものをコレクションしていた。

 このザ・コレクターズでは、そんなガストンの熱心な蒐集家としての一面を「グルメット」で表現。モノグラム・モチーフが施されたタグやブルーチタンと組み合わせることで、チェーンのアイデアをソリッドかつエレガント、そしてモダンなデザインへと再解釈している。

ルイ・ヴィトン レ ガストン ヴィトン

ザ・コレクターズのジュエリーは、レーザーカッティングにモノグラム・モチーフ、レ ガストン ヴィトン ブルーを特徴とする。写真はモノグラムフラワーとロゴをあしらったタグペンダント。ラージ(ホワイトゴールド×ダイヤモンド):150万1500円(税込み)。スモール(イエローゴールド×チタン):53万6800円(税込み)。


ザ・キュリアス

 ガストンは非常に多趣味で、本、園芸、写真、アートなど、あらゆるものにその関心が向けられていた。特に、大の旅行家であったのは有名な話で、ガストン自ら「自分はトランクの中で生まれるところだった」と語ったほどである。

 このチャプターでは、メゾンのアイコンとなったこのトランクを、史上最も小さなサイズで再解釈。ピアス、ブレスレット、ネックレス、ペンダントという小さな世界観の中に、緻密なレーザーカッティングでモチーフを表現している。

ルイ・ヴィトン レ ガストン ヴィトン

ザ・キュリアスの特徴は、ホワイトゴールドやダイヤモンドに、再定義された象徴的かつモダンなフォルムが挙げられる。写真は、極小サイズの刻印でトランクが表現されたグルメットネックレス。418万円(税込み)。


Contact info:ルイ・ヴィトン クライアントサービス Tel.0120-00-1854


これこそ、ラグジュアリーなスマートウォッチの正統だ!? ルイ・ヴィトンの「タンブール ホライゾン ライト・アップ」

https://www.webchronos.net/features/75371/
ルイ・ヴィトン「タンブール」20年の旅路とそのハイライトに見るウォッチメイキングへの情熱

https://www.webchronos.net/features/85264/
ルイ・ヴィトンのウォッチメイキングアトリエ責任者が語る、他社と異なる点

https://www.webchronos.net/features/81282/