ルイ・ヴィトンは、創設者の孫であるガストン-ルイ・ヴィトンからインスピレーションを得た新作ファインジュエリーコレクション、「レ ガストン ヴィトン」を披露した。深い学識を持つ思想家でもあったガストンを讃える本コレクションは、3つのチャプターを元にデザインされた、16種のアイテムと2種のマスターピースが展開される。
ガストンの多面的な魅力を表現する、デニムブルーと3つのチャプター
ルイ・ヴィトンは、新たなファインジュエリーとして、ガストン-ルイ・ヴィトンにスポットを当てた「レ ガストン ヴィトン」コレクションを発表した。
ラインナップはリング、ペンダント、ネックレス、タグ、ブレスレット、グルメット、ブレスレット、ピアスといったアイテム16種に加え、2点のマスターピースが登場。また、それぞれが「ザ・クリエイターズ」、「ザ・コレクターズ」、「ザ・キュリアス」という3つのチャプターに沿ってデザインされており、ガストンにまつわるストーリーがそのクリエイティブに活かされている。
創設者ルイ・ヴィトンの孫に当たるガストン-ルイ・ヴィトンは、クリエイターでありながら思想家や蒐集家の側面もあり、多面的な魅力にあふれた人物であった。メゾンのウォッチ&ファインジュエリー部門のアーティスティック・ディレクター、フランチェスカ・アムフィテアトロフは、ガストンの繊細でありながら外の世界に対してオープンな姿勢に、現代の男女と通ずるものがあると考え、本コレクションをデザインしたという。
また本コレクションのデザイン特徴として、新色である「レ ガストン ヴィトン ブルー」が挙げられる。このカラーリングは、ファッションにおける普遍的な存在であるブルーデニムから着想を得たもの。シーンを問わず、多彩に活躍するデニムの魅力を、ジュエリーであるレ ガストン ヴィトンに落とし込むものとなっている。
このブルーで彩られたレ ガストン ヴィトンに対して、フランチェスカ・アムフィテアトロフは「このコレクションは、あなたにとってのジーンズのようなもの。誰もが1本は持っているジーンズは、着れば着るほど愛着が湧く」と語っている。
ザ・クリエイターズ
ザ・クリエイターズは、メゾンの遊び心あふれる一面を伝え、無限の可能性の探求へと誘うチャプター。ガストンは多面的なクリエイターであり、定期的に特許申請や発明・商標の著作権登録を行うだけでなく、さまざまなスケッチやアイディアで埋め尽くされたノートブックやトレーシングペーパーを数多く所持していた。
本チャプターではこの逸話を、メカニカルなリングと「デザイナーペンダント」 で表現。ガストンの発明家としての才能と、スケッチの習慣を直接的に反映したインタラクティブなジュエリーがそろう。
ザ・コレクターズ
ガストンは、美術品や書籍、タイポグラフィーにトランク、果てはカクテルパーティーの招待状からヴィンテージのホテルラベルにいたるまで、あらゆるものをコレクションしていた。
このザ・コレクターズでは、そんなガストンの熱心な蒐集家としての一面を「グルメット」で表現。モノグラム・モチーフが施されたタグやブルーチタンと組み合わせることで、チェーンのアイデアをソリッドかつエレガント、そしてモダンなデザインへと再解釈している。
ザ・キュリアス
ガストンは非常に多趣味で、本、園芸、写真、アートなど、あらゆるものにその関心が向けられていた。特に、大の旅行家であったのは有名な話で、ガストン自ら「自分はトランクの中で生まれるところだった」と語ったほどである。
このチャプターでは、メゾンのアイコンとなったこのトランクを、史上最も小さなサイズで再解釈。ピアス、ブレスレット、ネックレス、ペンダントという小さな世界観の中に、緻密なレーザーカッティングでモチーフを表現している。
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