2010年、「ガレ クラシック・トゥールビヨン」とともに時計業界に誕生したローラン・フェリエ。今回、このブランドの創業者の息子であり、商品責任者を務めるクリスチャン・フェリエ氏が来日。2024年2月23日(金・祝)、ザ・ペニンシュラ東京にて、『クロノス日本版』およびwebChronos編集長の広田雅将とのトークショーを含めた、特別イベントを開催する。
2月23日、ローラン・フェリエのイベントが開催!
2010年、同名の時計師によって創業されたローラン・フェリエ。デビュー作の「ガレ クラシック・トゥールビヨン」をはじめ、「クラシック・マイクロローター」や「スポーツ・オート ブルー」などといった同ブランドのタイムピースを手に取ると、時計愛好家は所有欲をくすぐられるだろう。なぜならローラン・フェリエのタイムピースの多くはミニマルな意匠を持つ一方で、手仕上げによるムーブメントの深い面取り、あるいは地板、ブリッジに施されたコート・ド・ジュネーブやペルラージュ装飾に代表される、いかにも高級機らしい上質なディテールが備わっているためだ。
とはいえ、ローラン・フェリエは決して知名度の高いブランドではない。“知る人ぞ知る”といったポジションだ。また、手作業が多く、大量生産されたプロダクトとは異なり市場に出回りづらいからこそ稀少で、なかなか実物を見る機会を得づらいだろう。
今回、そんなローラン・フェリエについて理解を深められるイベントが開催される。同イベントではトークショーはもちろん、稀少なタイムピースのタッチ&フィールまでが設けられる。このイベントに、限定5名でwebChronosの読者を招待する。ローラン・フェリエのファンはもちろん、時計愛好家はぜひ応募してほしい。
イベント概要と応募フォーム
webChronosでは、2月23日に開催される、ローラン・フェリエのトークショー付きイベントの参加希望者を募集する。
【日程】
2024年2月23日(金・祝)14時〜17時(13時半受付開始)
【会場】
ザ・ペニンシュラ東京 3Fザ・ギンザボールルーム
〒100-0006 東京都千代田区有楽町1-8-1
Tel. 03-6270-2888(代表)
【参加費】
無料
【参加者募集期間】
2月13日(火)正午12時まで
【応募専用フォーム】
以下のフォームより、ご応募ください。当選者の発表は、2月15日(木)以降、ご連絡をもって代えさせていただきます。
今回のイベントでは、ブランドの創業者の息子であり、商品責任者を務めるクリスチャン・フェリエ氏がローラン・フェリエについてプレゼンテーションを行う。また、『クロノス日本版』およびwebChronosの編集長を務める広田雅将も登壇し、その後ふたりのディスカッションが予定されている。
さらに、トークの後は「グランドスポーツ・トゥールビヨン パシュート」や「クラシック・マイクロローター エバーグリーン」をはじめとした、ローラン・フェリエの最新モデルをタッチ&フィール。ローラン・フェリエの妥協を許さないウォッチメイキングの真髄を、実機に触れながら味わうことができる。
タイムテーブル
13時30分 受付開始
14時 クリスチャン・フェリエによるプレゼンテーション
14時20分 クロノス日本版編集長 広田雅将によるプレゼンテーション
14時40分 フェリエ&広田とのディスカッション
15時~16時30分 タッチ&フィール
※ドリンク、フィンガーフードをご用意しております。
17時 終了予定
ローラン・フェリエの最新モデルが集合!
今回のイベントの見どころは、クリスチャン・フェリエや広田雅将によるトークだけではない。やはりローラン・フェリエのタイムピースを、実際に手に取れるというのは、ブランドのファンにとっても、時計愛好家にとっても、貴重な体験となるだろう。
ローラン・フェリエはさまざまなコレクションを展開しているが、今最も注目したい1本がグランドスポーツ・トゥールビヨン パシュートだ。
手巻き(Cal.LF 619.01)。23石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約82時間。Tiケース(直径44mm、厚さ13.4mm)。10気圧防水。3179万円(税込み)。
グランドスポーツ・トゥールビヨン パシュートは、23年にコレクションに加わった最新モデルだ。また、同年に開催された、ジュネーブ・ウォッチ・グランプリ(GPHG)でトゥールビヨン賞を受賞している(ちなみにGPHG2010では、クラシック・トゥールビヨンがメンズウォッチ賞を獲得)。
時計師であるとともに、自動車レーサーでもあったローラン・フェリエ。レーシングチームのメンバー、フランソワ・セルヴァナンとともにブランドを創業している。ふたりは、3大耐久レースのひとつであり、過酷なことでも知られているル・マン24時間耐久レースに何度も出走していた。この参戦から40周年を迎え、かつブランドのデビュー作となったクラシック・トゥールビヨン誕生10周年の節目にあたる20年、「グランドスポーツ・トゥールビヨン」を新コレクションとして打ち出した。
さらにグランドスポーツ・トゥールビヨン パシュートは、このふたりのレーサーがル・マンの、夜明けのサーキットを走った“最高の時間帯”を表現した文字盤カラーが特徴だ。徐々に日が昇り、オレンジ色に染まっていく世界観が、サーモンピンクによって表されているのだ。
搭載するムーブメントはクラシック・トゥールビヨンと同じくCal.LF 619.01だ。裏蓋側にトゥールビヨンを配することで、文字盤側はミニマル、その実、複雑精緻な機構を有するという、所有者だからこそ楽しめるコンセプトの腕時計に仕上がっている。なお、このトゥールビヨンは、独創的なダブル・バランス・スプリングを備えている。
シースルーバックからのぞく意匠はクラシックではない。グランドスポーツ・トゥールビヨンのモダンでスポーティーな印象に合わせて、水平方向のサテンブラッシュおよびルテニウム仕上げがブリッジに施されている。
クラシック・マイクロローター エバーグリーンについても触れておきたい。
自動巻き(cal.FBN 229.01)。35石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約72時間。18KRGケース(直径40mm、厚さ11.1mm)。3気圧防水。1182万5000円(税込み)。
本作もまた、23年に登場した新しいモデルである。ローラン・フェリエが得意とする、ミニマルでクラシックな意匠を備えた「クラシック・マイクロローター」に、さらに自然、成長、再生に深くかかわるグリーンを文字盤にあしらった。18Kローズゴールドまたはステンレススティール製のクッション型ケースで打ち出されたこのモデルは、直径40mm、厚さ11.1mmとエレガントなサイズ感で、ジャケットの袖口から控えめな存在感を放ってくれる。
裏蓋側は存分にローラン・フェリエの世界観が広がっている。手仕上げによる上質なコート・ド・ジュネーブ装飾やペルラージュ装飾が施された、自動巻きムーブメントCal.FBN 229.01を観賞できるのだ。放射状の装飾を備えた逆回転防止ラチェット式マイクロローターが、さらに美観にアクセントを添えている。アブラアン-ルイ・ブレゲのナチュラル脱進機から着想を得たダブルダイレクトインパルスのシリコン製脱進機を搭載していることや、約72時間と実用的なパワーリザーブを備えていることも特筆すべき点だ。
https://www.webchronos.net/news/90248/
https://www.webchronos.net/news/97368/
https://www.webchronos.net/features/108927/