セイコー ルキアの2024年テーマは「開花」。瑞々しい花々を表現した6種類の新作時計とは？

セイコー ルキアから、瑞々しく開花する花をモチーフにした新作が登場する。レギュラーモデル4種に加え、フラワークリエイター篠崎恵美氏が主宰する「edenworks」とコラボレーションした限定モデルが2種発売される。

レギュラーモデルに新たに加わった4種

　しなやかに成長していく女性を花に見立て、デザインソースとした「LUKIA Grow」の「Essential Collection」は、どんなスタイルやシーンにもなじみ、女性らしい手元を演出する。2024年の新作は、レギュラーモデルが4種、限定モデルが2種の計6種だ。

　レギュラーモデルのデザインのモチーフはピオニー（芍薬）で、堂々と咲き誇る芍薬のように、開花していく自分をそっと後押しする存在となれるように、という願いが込められている。丸みのあるケースフォルムとカーブガラスが女性らしい雰囲気を醸し出し、淡い色合いのピンクダイアルは柔らかな印象を与える。インデックスには、花びらのような形状の金属パーツとローマ数字が採用されている。

　ダイアル部分は中心に向かってわずかに膨らむ球面の形状の「ドロップダイアル」が初めて採用されている。雫や滴り落ちる、という意味から名付けられたこのダイアルは、7時位置に配されたワンポイントダイヤモンド（ラボグロウン・ダイヤモンド）が、花びらにのった雫のきらめきを表現している。リュウズ部分にはクリスタルガラスがセットされ、華やかな女性らしさを感じることができる。クリスタルガラスのカラーも薄いピンク色になっていて、花が開くようなデザインは、見る度に心が和む。

「edenworks」とのコラボレーション限定モデル2種

　限定で発売されるのは、「花を棄てずに未来に繋げる」をブランド理念に掲げるフラワークリエイター篠崎恵美氏が主宰する「edenworks」とのコラボレーションモデル2種だ。「いろいろな場所で花が美しく咲いていることをみんなに知ってほしい」という篠崎氏のメッセージが込められている。

　セイコー ルキアとedenworksのコラボレーションは昨年から継続されており、今回のテーマとなった花はデルフィニウムとトルコキキョウだ。「儚い中にも生命力を感じる」と語る篠崎氏が2種類の花から感じ取ったフォルムや咲き方、イメージを時計のデザインに昇華させている。手に取った人にとって柔らかく咲き誇る存在となることが願われている。