ジンは、プロフェッショナルダイバーズラインである「U50」より、新作クォーツモデル「U50.HYDRO」を発表した。本作はハイドロ(HYDRO)テクノロジーを採用することで、U50の従来モデルの防水性を遥かに超える500気圧防水を実現している。ラインナップは3種のケースバリエーションが展開され、発売は2024年初夏を予定している。
U50に500気圧防水を備えた新作クォーツモデルが登場
ジンは、プロフェッショナルダイバーズラインである「U50」より、新作クォーツモデル「U50.HYDRO」を発表した。本作はジン独自のハイドロテクノロジーを新たに採用しており、U50の従来モデルの防水性を遥かに超える500気圧防水を実現している。外装へのテギメント・テクノロジーの採用の有無で3種のバリエーションが展開され、いずれのモデルも発売は2024年初夏を予定している。
クォーツ(Cal.ロンダ715 Li)。5石。Uボートスチール製ケース(直径41mm、厚さ11.8mm)。500気圧防水。予価59万6200円(税込み)。2024年初夏発売予定。
U50.HYDROは、ドイツの潜水艦「Uボート」に用いられる「Uボート・スチール」を使用するダイバーズウォッチコレクション、「Uシリーズ」の最新作に当たる。U50の従来モデルと異なり、新たにハイドロテクノロジーを採用しており、ジンが誇る技術が駆使されたプロフェッショナルモデルに仕上がっている。
ハイドロテクノロジーは、ケース内に特殊なオイルを封入することにより、腕時計内部の気体の収縮率を海水や淡水とほぼ同じにする技術だ。パスカルの原理を応用したこのテクノロジーは、潜水時に外部圧と内部気圧の差でケースが破損するのを防ぎ、極めて高い防水性を与えることができる。
新作はこのテクノロジーの採用によって、潜水深度5000m(=500bar)までの防水・耐圧性能を実現。さらに、海上安全船級協会「DNV」が行った試験によって、その防水性及び温度耐性、機能性が証明されている。
また、Uボート・スチールを使用したケースは、高い強度と卓越した非磁性、卓越した海水耐性を備えている。実際に潜水艦に使用されている素材というのは、それだけでその優れた特性を推し量れるというもの。その他にも、手首の動きを妨げないようリュウズを4時位置に配置するなど、ダイバーズウォッチの実用性を追求する仕様を備えた。
加えて、表面硬化技術である「テギメント・テクノロジー」の採用で、外装へブラックの質感と共に、高い堅牢性が与えられている。今回のリリースでは、このテギメント・テクノロジーがベゼルのみ、あるいは外装全部に施されたバリエーションが用意された。
ベゼルにデギメント・テクノロジーを使用したバリエーション。クォーツ(Cal.ロンダ715 Li)。5石。Uボートスチール製ケース(直径41mm、厚さ11.8mm)。500気圧防水。予価61万8200円(税込み)。2024年初夏発売予定。
ベゼル、ケース、ブレスレットにデギメント・テクノロジーを使用し、精悍なオールブラックカラーを表現したバリエーション。クォーツ(Cal.ロンダ715 Li)。5石。Uボートスチール製ケース(直径41mm、厚さ11.8mm)。500気圧防水。予価74万4700円(税込み)。2024年初夏発売予定。
なお、ハイドロテクノロジーはムーブメントまで液体にひたす必要があるため、本作は機械式ムーブメントではなくクォーツ式ムーブメントを搭載している。高精度に加え、内蔵されたEOL機能によって電池交換のタイミングを針飛びで知らせてくれるなど、信頼性の高いムーブメントだ。また、使用されるリチウム電池についても、-20〜+60℃の広い温度範囲で機能するだけでなく、従来のものより寿命が延長されている。
なお、U50.HYDROの3モデルは、それぞれでブレスレット、ストラップのバリエーションが多彩に展開される。自分好みのスタイルを選べるのは、普段使いするダイバーズウォッチとしても魅力的なポイントとなるだろう。
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