ジェラルド・ジェンタブランドが復活し、その第1作目となるユニークピース、「ジェラルド・ジェンタ ミニッツリピーター ジャンピングアワー レトログラードミニッツ - オンリーウォッチ 2023 エディション」が発表された。本作は、八角形のケースにミッキーマウスを描いたエナメルダイアルを組み合わせた、ブランドを象徴するコンプリケーションウォッチだ。
「ジェラルド・ジェンタ ミニッツリピーター ジャンピングアワー レトログラードミニッツ - オンリーウォッチ 2023 エディション」
手巻き(Cal.GG-001)。48石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約80時間。18KWG(直径40mm、厚さ10.96mm)。50m防水。ユニークピース。
ポップなデザインと複雑機構を組み合わせたユニークピース
2000年にブルガリ傘下となったジェラルド・ジェンタ。その後ブルガリは、同ブランドの作品にインスパイアされたモデルを送り出してきたが、LVMHウォッチウィーク2024においてついに、1本の新作とともにジェラルド・ジェンタブランドが復活した。
発表された新作は、「ジェラルド・ジェンタ ミニッツリピーター ジャンピングアワー レトログラードミニッツ - オンリーウォッチ 2023 エディション」。18Kホワイトゴールド製のケースは、バランスと視覚的インパクトをもたらすとしてジェンタ氏が好んだ八角形を採用し、エナメル製のダイアルには、ディズニーを代表する世界的なキャラクター、ミッキーマウスが描かれている。
同ブランドがディズニーのキャラクターウォッチを発表したのは、1984年のMontres et Bijoux展でのこと。高級時計とポップカルチャーを融合させるという斬新なアプローチは、瞬く間に注目を集めるに至った。
搭載するムーブメントは、ルイ・ヴィトンの複雑機構を手掛ける工房、ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトンによるものだ。ミニッツリピーターとジャンピングアワー、レトログラード式の分表示を搭載し、かつての同ブランドを象徴する独創性が、復活後も健在であることを示している。このムーブメントにより、ミッキーマウスの右腕が大きく弧を描いて分を表示し、60分を数えると同時に3時位置の小窓の数字が瞬時に切り替わる。ミニッツリピーターを起動させれば、澄んだチャイム音によって時刻を知ることが可能だ。
ブランドの復活にあたって欠かせなかったのは、1980年代にジェンタとチームを共にした時計師、ミシェル・ナバスとエンリコ・バルバシーニの存在だ。この2名の監修によって、ジェラルド・ジェンタブランドは、名実ともに現代によみがえったのだ。
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