セイコーは、プレザージュの新デザインシリーズとして、「クラシックシリーズ」を発表した。本シリーズは日本らしい美意識の表現のひとつ、「用の美」をデザインモチーフとしており、コレクション全体にクラシカルかつしなやかな印象が与えられている。発売は2024年6月8日(土)を予定しており、3針モデル3種と、オープンハートモデル2種の、計5種がファーストリリースとして登場する。
伝統的な「用の美」のしなやかさを表現
100年を超える腕時計づくりの伝統を継承し、世界に向けて日本の伝統美を発信する機械式時計ブランド「セイコー プレザージュ」。その新デザインシリーズである「クラシックシリーズ」が、2024年6月8日(土)より展開される。ファーストリリースでは、3針モデル3種と、オープンハートモデル2種の、計5種が発売される。
自動巻き(Cal.6R55)。24石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約72時間。SSケース(直径40.2mm、厚さ13.0mm)。10気圧防水。各13万2000円(税込み)。2024年6月8日(土)発売予定。
3針モデルの3種のダイアルは、高級感のある柔らかな絹織物の織目をイメージ。繊維本来の色である「素色(しろいろ)」に加えて、江戸時代に流行した緑褐色の「仙斎茶(せんさいちゃ)」、淡い柿色の「洗柿(あらいがき)」の3色を採用し、伝統的な絹織物が表現された。
自動巻き(Cal.6R5J)。24石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約72時間。SSケース(直径40.2mm、厚さ13.0mm)。10気圧防水。各15万4000円(税込み)。2024年6月8日(土)発売予定。
一方で、9時位置にオープンハートを配した2モデルでは、ランダムな放射パターンが施されたダイアルによって、生糸の質感が表現された。カラーリングは、素色と、僧侶の衣類でも見られる灰色がかった黒色の「墨色(すみいろ)」を採用。こちらのダイアルは3針モデルと異なり、柔らかな光沢感を備えている。
これらのダイアルデザインでは、古くから日本の暮らしに取り入れられてきた絹が表現されており、そこには、伝統的な工芸品や衣服などから見出される「用の美」が息づいている。その柔らかな質感や美しい光沢の再現は、日本独自の美意識を発信するプレザージュが見せた新たな表現技法と言える。
なお、いずれのモデルも、23年に登場した新開発キャリバーを搭載しており、約72時間のロングパワーリザーブを備えている。さらに、手首に柔軟になじむ新開発の多連ブレスレットによって、良好な着用感も追求された。
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