手の届きやすい、カジュアルな機械式時計としてロングセラーを博してきた「セイコー5スポーツ」に、過去の「SNXSモデル」をベースに、進化を果たした新シリーズ「SNXS」が追加された。ラインナップは計3種だ。“へびたま”と称された、オリジナルモデルの中央が膨らんだ特徴的なケース形状を踏襲し、かつヴィンテージ感のあるカラーリングが採用されている。
セイコー5スポーツに新しく加わった「SNXS」シリーズ
日本製の機械式ムーブメントを搭載するカジュアルウォッチブランド「セイコー5スポーツ」に、新たなデザインコンセプトの「SNXSシリーズ」が追加された。このシリーズは、ダイバーズウォッチのシルエットを祖とする「SKXシリーズ」、フィールドウォッチのテイストにまとめられた「Fieldシリーズ」に続く、新たなスタイルの提案である。
自動巻き(Cal.4R36)。24石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約41時間。SSケース(直径37.4mm、厚さ12.5mm)。日常生活用強化防水。5万3900円(税込み)。
今般発表された「SNXSシリーズ」は、世界中で愛されてきた「SNXSモデル」をベースとして、EDC(Everyday Carry)=「日々持ち歩く相棒」をコンセプトに開発された。SNXSモデルのコンパクトなサイズ感と、当時の開発部門が“へびたま”と愛称をつけていた中央が膨らんだフルフローの流れるようなケース形状、その流れを邪魔しない4時位置のリュウズといった意匠を踏襲している。なお、これらの特徴はSNXSモデルのみならず、70年代のセイコーの各モデルにもみられる特徴である。
ダイアルデザインは、バー状の時分針と、それと呼応する直線的で力強いインデックスが組み合わされたものとなっている。今般発表されたネイビー、ブラック、シルバーの3色も、彩度を落とし、焼け色も思わせるオレンジの秒針やアイボリーなどが組み合わされることで、ケース径37.4mmのシルエットと共にヴィンテージテイストのある印象にまとめられている。
搭載するムーブメントは、自動巻きCal.4R36。パワーリザーブは約41時間。防水性は10気圧だ。
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