ピアジェは Watches and Wonders 2024で、昨年に引き続き過去と現在の融合を試みた。今回登場するのは「ピアジェ ポロ」の歴史的なシグネチャーである文字盤のゴドロン装飾と、現在の『ピアジェ ポロ デイト』が持つカジュアルでシックなスタイルが見事に調和した新作である。
ゴドロン装飾の文字盤
ピアジェ ポロ デイト 42mm
自動巻き(cal.1100P)。25石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約50時間。SSケース(直径42mm、厚さ9.4mm)。10気圧防水。世界限定300本。210万3200円(税込み)。
創業150 周年記念の第一弾として、オリジナルの「ピアジェ ポロ」へのオマージュとなるクリエイションが2024 年2 月6 日に発表された。オリジナルからケース径38 mmのラウンド型を原型としてアップデートしたこのモデルには、「ピアジェ ポロ 79」という名が冠された。そして今回、この記念すべき年に新たに加わるのがウォッチコレクター垂涎の新作、「ピアジェ ポロ デイト」だ。1 つはブラウンストラップ付属の42 mmモデル、もう1 つは91 個のブリリアントカット・ダイヤモンドがセットされたベージュストラップ付属の36 mmモデルである(各300本限定)。この限定モデルは、オリジナルの「ピアジェ ポロ」コレクションと、近年大きな成功を収めた「ピアジェ ポロ デイト」のラバーモデルの架け橋のようなクリエイションだ。また、これまでブレスレットとレザーストラップのみで展開していた36 mmモデルに、今回初めてラバーストラップが付属した。
ピアジェ ポロ デイト 36mm
自動巻き(cal.500P1)。24石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約40時間。SSケース(直径36mm、厚さ8.8mm)。ケースにラウンドブリリアントカットダイヤモンド60個(約0.97カラット)、文字盤にラウンドブリリアントカットダイヤモンド36個(約0.08カラット)をセット。5気圧防水。世界限定300本。310万2000円(税込み)。
エレガンスと華やかさを融合させた「エクストラレガンザ」のスタイルは、これらの2 つのタイムピースからも感じ取ることができる。イヴ・ピアジェは男性も女性も楽しめるウォッチを追求していたが、新作の「ピアジェ ポロ」はジェンダーレスで、まさに今日的な汎用性を兼ね備えていると言えよう。常に時代の流れを捉えてきた「ピアジェ ポロ」の新作は、モデルによってフェイスはストラップの色、サイズ、ジェムセッティングの有無という違いはあるが、針は共通している。ピンクゴールドカラーの針は、ステンレススチール製ケースを彩り、秒針には「150」の文字が刻まれ、文字盤に独創的な魅力を添えている。創業150 周年である2024 年には、さらに数多くのサプライズが待ち受けているようだ。
ピアジェ ポロ デイト
1979 年に誕生した「ピアジェ ポロ」は、ピアジェの歴史とウォッチ業界に決して小さくない影響を及ぼした。その頃はスポーツシックの全盛期でステンレススチール製のブレスレットウォッチが主流だったが、その年イヴ・ピアジェは大きな賭けに出て、普遍性とエレガンスというメゾンの信条を体現するウォッチを発売した。1957 年以来、ピアジェが使用するのは貴金属だけだった。「ピアジェの時はゴールドのみによって刻まれる」と当時の広告で謳ったように、「ピアジェ ポロ」にはゴールドが用いられ、彫刻的な横のラインをシグネチャーとし、磨きのかかったゴドロン装飾のみで文字盤とブレスレットを飾った。
1979 年までは、デザイナーの名を冠するオートクチュールのメゾンのように、人々が身に着けていたのは単に「ピアジェ」のウォッチだったが、1979 年にメゾン史上初めて「ポロ」というコレクション名が誕生してからは、「ピアジェ ポロ」という名が広がりを見せた。これは新たな時代とライフスタイルの到来、そして時を超越するウォッチメイキングにおけるアイコンが誕生したことを意味していた。
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