グラスヒュッテ・オリジナルは、「パノマティックインバース リミテッド・エディション」として、ドレスデンの建築物や風景をエングレービングした限定モデルを発表した。ドイツのドレスデンは、グラスヒュッテの時計製造産業に関する歴史では欠かせない都市であり、その敬意を示すモデルとして仕立てられている。ケースバック側にもドレスデンののどかな遊歩道の景観が描かれており、両面に渡ってドレスデンの風景を伝える仕上がりとなっている。
ドレスデンをたたえる「パノマティックインバース リミテッド・エディション」
グラスヒュッテ・オリジナルは、「パノマティックインバース リミテッド・エディション」として、ドレスデンの建築物や風景をエングレービングした限定モデルを発表した。
自動巻き(Cal.91-03)。46石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約45時間。Ptケース(直径42mm、厚さ12.3mm)。5気圧防水。世界限定25本。685万3000円(税込み)。
グラスヒュッテに居を構えるブランドであるグラスヒュッテ・オリジナルが、今回ドレスデンを取り上げた理由は、時計製造技術に関する歴史的なつながりである。現在のザクセン州の州都であるドレスデンは19世紀のザクセン王国の芸術と文化の中心であり、時計製造技術も例外でなく、現在のグラスヒュッテの時計技術の源流はドレスデンに有った。またグラスヒュッテは、ドレスデンからほど近い立地条件が注目され、グラスヒュッテにザクセンの時計製造技術の集約が図られ、時計産業を構築する政策が実施された歴史的背景がある。
現在でもグラスヒュッテに時計産業が根付いていることは、この歴史に基づくものであり、深いつながりへの敬意を示すものとして本作「パノマティックインバース リミテッド・エディション」が発表されたのである。
ドレスデンは「エルベのフィレンツェ」と称されるほど、バロック期に起源をもつ建造物が多く立ち並んでいる都市である。本作では、ダイアル側に歴史的建造物のドレスデン芸術大学の屋根と、その上に立つ女神像や、街中心部にある聖母教会のドーム頂上にある「ランタン」がエングレービングによって描かれている。そのほか、ドレスデンの住民にとっては見慣れた眺めである小さな熱気球も添えられている。テンプを支えるブリッジには、ドレスデンの街並みと呼応するバロック様式の装飾が施されている。
ケースバック側には、ドレスデンを流れるエルベ川沿いの遊歩道ののどかな眺めがエングレービングされ、両面に渡ってドレスデンの風景を伝える仕上げとなっている。
特別な本作のケースはプラチナ製で、世界限定25本となる。
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