輝くダイヤモンドに圧倒される、ブレゲ『マリーン クロノグラフ 5529』『マリーン レディ 9518』が新登場

2024.06.08

ブレゲのスポーツラインであるマリーン コレクションに、贅を尽くした新作 2 点が加わった。写真左は、サンバースト仕上げのブルーダイヤルを備えた海を思わせる『マリーン クロノグラフ 5529』で、写真右が岩に砕ける波を連想させるシルバーダイヤルの『マリーン レディ 9518』である。

マリーン クロノグラフ 5529

 両モデルのダイヤルとも、8 個のダイヤモンドがインデックスに散りばめられている。また、ベゼルにも 90 個と50 個のダイヤモンドがセッティングされている。ファセットをあしらったゴールド製の時分針には夜光塗料が施され、アップルハンドとも呼ばれる独自の「ブレゲ針」を備える。また、秒針は海上信号旗に着想を得たデザインになっていて、秒針の先端は「B」の姿をしており、この形の信号旗は「Bravo」を意味する。3 時位置に配された波型のリュウズプロテクターは、マリーン コレクションの特徴である。

マリーン クロノグラフ 5529

マリーン クロノグラフ 5529

マリーン クロノグラフ 5529(Ref.5529BB/YD/5WV/D0)
自動巻き(Cal.582QA)。28石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約48時間。18KWGケース(直径42.3mm、厚さ14mm)。30m防水。1960万2000円(税込み)。

 マリーン コレクションのクロノグラフに新たに加わるこれらのモデルは、ブレゲにとって重要なデザインコードを数多く取り入れている。ホワイトゴールド製あるいはローズゴールド製のスポーティな新作モデルは、マニュファクチュールにて手作業で施されたギヨシェ彫りの波のモチーフが広がる、ディープブルーのダイヤルが特徴的だ。

マリーン クロノグラフ 5529

マリーン クロノグラフ 5529(Ref.5529BB/YD/9WV/D0)
自動巻き(Cal.582QA)。28石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約48時間。18KWGケース(直径42.3mm、厚さ14mm)。30m防水。1960万2000円(税込み)。

 文字盤のアワーサークルを囲むように配置された8 個のバゲットカットダイヤモンド(約0.24カラット)が、ベゼルには90個(約3.62カラット)のバゲットカットダイヤモンドが、ダイヤルを染める深淵なブルーを照らしている。この光彩を際立たせるため、ローマ数字と針には夜光塗料が施されている。30 分計、12 時間計、60 秒計の3 つのカウンターは、それぞれ3 時、6 時、9 時位置に配置され、日付窓は4 時30 分位置に開いている。

マリーン クロノグラフ 5529

マリーン クロノグラフ 5529(Ref.5529BR/YD/5WV/D0)
自動巻き(Cal.582QA)。28石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約48時間。18KWGケース(直径42.3mm、厚さ14mm)。30m防水。1960万2000円(税込み)。

 新作モデルには、ミッドナイトブルーのレザー製またはラバー製ストラップが用意されており、いずれも、船の舵を思わせるゴールドのキャップが付いた三つ折りのフォールディングバックルを備えている。

マリーン クロノグラフ 5529

マリーン クロノグラフ 5529(Ref.5529BR/YD/9WV/D0)
自動巻き(Cal.582QA)。28石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約48時間。18KWGケース(直径42.3mm、厚さ14mm)。30m防水。1960万2000円(税込み)。

ムーブメントの特徴

 直径 42.3 mm のケースに収められた自動巻ムーブメント 582 QA は、346 個のパーツが使用されている。スポーティなこのコレクションのために設計された 3 気圧(30m)防水のケースは 48 時間のパワーリザーブを備える。高精度を保証するため、キャリバーは、インバーテッド・レバー脱進機を搭載し、脱進機はシリコン素材のひげゼンマイとホーンを備えている。ムーブメントはトランスパレント・バック(透明裏蓋)からも眺めることができ、舵の形を象ったロジウム加工のゴールド製のローターには、ブラック DLC コーティングが施されている。

マリーン レディ 9518

マリーン レディ 9518

マリーン レディ 9518(Ref.9518ST/YD/S80 D0 01)
自動巻き(Cal.591A)。25石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。SSケース(直径33.8mm、厚さ9.89mm)。50m防水。409万2000円(税込み)。

 文字盤には8 個(約0.09 カラット)、ベゼルには50 個(約1.16 カラット)のブリリアンカットダイヤモンドがセッティングされている。ステンレススティール製の新作メタルブレスレットにはポリッシュ仕上げとサテン仕上げが、それぞれのケースにはさまざまな加工が施されている。また、しなやかさを追求して特別にデザインされたブレスレットが、手首にエレガントかつ心地よくフィットする。そして三つ折りのフォールディングバックルが、スポーツシックの装いを演出してくれる。

マリーン レディ 9518

マリーン レディ 9518(Ref.9518ST/1D/S80 D0 01)
自動巻き(Cal.591A)。25石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。SSケース(直径33.8mm、厚さ9.89mm)。50m防水。409万2000円(税込み)。

ムーブメントの特徴

 直径33.8 mm、5 気圧(50m)防水のステンレススティール製ケースには、187 個のパーツからなる自動巻ムーブメント 591Aを搭載し、最大38 時間のパワーリザーブを備えている。優れた耐衝撃性を追求し設計されたブレゲ自社製キャリバーは、厚さ3.4 mmという薄さも魅力的だ。高精度を保証するため、シリコン素材のひらひげゼンマイとインライン・スイス・レバー脱進機を使用している。シリコンはさまざまな特性を備えており、腐食耐性や摩耗耐性に加え、磁場の影響を排除して時計の精度を向上させる。精緻な装飾は細部にまで至り、ケースバックから眺めることができるムーブメントのゴールド製ローターには、マニュファクチュールの職人の手作業によるギヨシェ彫りがあしらわれ、コリマソナージュ(らせん模様)仕上げのサンバーストの貝殻モチーフを表現している。

  • マリーン クロノグラフ 5529

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  • マリーン レディ 9518

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 両モデルともに、ミドルケースと呼ばれるケースサイドに、細かい溝彫り装飾のコインエッジがあしらわれている。このモチーフは、ほぼすべてのブレゲのタイムピースのケース装飾に使われている。エレガントかつ機能的な時計の愛好家であったアブラアン-ルイ・ブレゲは、自ら製作したモデルのほとんどのミドルケースをギヨシェ彫りやコインエッジで飾っていた。ケースのより洗練されたデザインは、手首にしっかりとフィットする効果ももたらす。このデザイン要素は現在でも、ブレゲマニュファクチュールによって守られている。


Contact info: ブレゲ ブティック銀座 Tel.03-6254-7211


海とのつながりがタイムピースに。ブレゲ「マリーン」の特徴を解説

https://www.webchronos.net/features/113582/
なぜ今、ブレゲ「マリーン」なのか?その実力の全貌を明かす(前編)

https://www.webchronos.net/features/70380/
なぜ今、ブレゲ「マリーン」なのか?その実力の全貌を明かす(後編)

https://www.webchronos.net/features/70498/