2024年6月、ブライトリングはイギリスのモーターサイクルメーカー、トライアンフとの新しいコラボレーションモデル「クロノマット B01 42 トライアンフ」を発表した。ブライトリングとトライアンフのコラボは、第3弾。さらに、トライアンフが発表したバイク「スピードトリプル RR 1200 ブライトリング リミテッド エディション」の購入者限定で販売されるモデルも、同時発表されている。
ブライトリング×トライアンフのコラボ第3弾が登場!
2021年、ブライトリングはイギリスのモーターサイクルメーカーであるトライアンフとの、長期にわたるパートナーシップを発表した。このパートナーシップに伴い、ブライトリングはこれまで「トップタイム」でコラボレーションモデルを製造している。今回、このコラボの第3弾として、「クロノマット」コレクションより、「クロノマット B01 42 トライアンフ」が登場した。
自動巻き(Cal.ブライトリング01)。47石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。Tiケース(直径42mm、厚さ15.1mm)。200m防水。154万円(税込み)。
本作はチタンに、18Kレッドゴールドを組み合わせたケースを備えた新作だ。クロノマットのチタンモデルは24年にラインナップに加わった。クロノマットというとずっしりと重厚感のある外装がイメージされるが、チタン素材を用いることで、軽快に着用できるモデルとなっている。さらに本作には18Kレッドゴールドが加わることで、華やかな印象も備えている。
ケース直径は42mm、厚さ15.1mmと決して小さくはないが、軽量であること、また全長は抑えられていることから、装着感は良好なことがうかがえる。
レッドゴールドを差し色にしたアンスラサイトカラーとブラックのインダイアルを組み合わせた文字盤はレーシーでスタイリッシュ。ブラウンカラーのパンチングレザーストラップとの相性も良い。なお、この文字盤の色調はバイクのダークなイメージを、ゴールドは「スピード トリプル 1200 RR」が装備する、オーリンズ製フロントフォークをオマージュした。
クロノグラフ秒針の付け根には、トライアンフのロゴがあしらわれている。
搭載するムーブメントは、ブライトリングが09年に開発した自社製自動巻きクロノグラフのCal.01。カレンダー操作の禁止時間帯を持たず、また、約70時間のパワーリザーブやC.O.S.C.公認クロノメーター認定の高精度を備えた実用性に優れる熟成機である。このムーブメントはシースルーバックから観賞できるのは、多くの現行モデルと同様。しかし、ムーブメントの仕上げが変わっている。この仕上げは22年以降、ナビタイマーで用いられている仕様であり、今後ほかのクロノマットにも順次採用されていくという。
両ブランド提携バイクのオーナー限定モデルも登場!
自動巻き(Cal.ブライトリング01)。47石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。Tiケース(直径42mm、厚さ15.1mm)。200m防水。168万8500円(税込み)。
今回発表されたブライトリング×トライアンフのコラボモデルには、もう1型が存在する。「クロノマット B01 トライアンフ オーナーズ エクスクルーシブ」だ。このモデルは、両ブランドが提携してリリースし、270台限定で販売するモーターサイクル「スピード トリプル RR 1200 ブライトリング リミテッド エディション」の購入者限定で、購入権が付与されるのだ。
スペックは前述したクロノマット B01 42 トライアンフに同じ。しかし本作には、精悍なカーボン製文字盤が採用された。また、ケースバックにはモーターサイクルと同じシリアルナンバーが刻印されるのだという。
スピード トリプル RR 1200 ブライトリング リミテッド エディション
トライアンフは1902年に設立された、モーターサイクルメーカーだ。2022年、創業120周年を迎えた。23年度の出荷台数は8万4985台を超え、24年時点では世界各国に800店以上のディーラーを抱える、イギリス最大のモーターサイクルメーカーへと成長している。
そんな同社とブライトリングがコラボしてリリースした限定バイクは、「ウォッチとバイク、その両方の世界のスリルを味わいたいエンスージアストのため」という信念の下、製造された。ハンドペイントのディテールが施されたメタリック塗装仕上げや、軽量なカーボンファイバー製パーツ、そして高性能なアクラポビッチ製チタンサイレンサー、フレンチステッチを施した特注レザーシートなどを特徴とする、モダンなロードスターとなっている。
なお、ブライトリングとのコラボレーションを示唆するディテールが随所に備わっている。ブライトリングオリジナルの起動画面やホイールに配されたブランドロゴ、そしてタンクにあしらわれた特徴的なゴールドバッジなどによって、ウォッチのみならず、バイクも特別感あふれる仕様となっているのだ。
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