タグ・ホイヤーから、耐久レースのスピリットと技術革新を讃える魅惑のタイムピース「タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ×ポルシェ963」が発表された。タグ・ホイヤーとポルシェとの、このエクスクルーシブなコラボレーションは、モータースポーツのヘリテージと卓越性の飽くなき追求に根ざした両ブランドのユニークな絆を表している。
タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ×ポルシェ963
カレラの起源は、史上最も危険なレースとまで言われた伝説の「カレラ・パナメリカーナ・メヒコ」にある。1954 年のカレラ・パナメリカーナ・メヒコで初のクラス優勝を果たしたポルシェは、これに触発され、自らの最もパワフルなエンジンを「カレラ」と名付けたのだった。同様にジャック・ホイヤーも、1963 年に発表した自らの新作クロノグラフに「カレラ」の名を選んでいる。これは、1962 年にアメリカの悪名高きサーキット「セブリング」で、レーシングドライバーのロドリゲス兄弟から、このレースの非常に示唆に富んだ名前を聞いたことがきっかけだった。
ル・マン24時間レース
レースの臨場感が伝わるタイムピース
ポルシェ 963 は、ポルシェのエンジニアリング技術の頂点に立つマシン。ル・マン24 時間レースで闘うために開発・設計された LMP2 (ル・マン・プロトタイプ2) クラスから派生したマルチマティック社*製シャシーをベースにしている。再生可能燃料で走行可能な先進の燃焼エンジンを搭載し、ポルシェのロードカーである「918スパイダー」を起源としている。ポルシェ 963 は、これまで世界中の数多くの有名サーキットで勝利を積み重ねてきた。
自動巻き(cal.TH20-00)。33石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約80時間。SSケース(直径44mm)。100m防水。115万5000円(税込み)。
『タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ × ポルシェ963』のデザインにポルシェの特徴的なエレメントを取り入れ、ポルシェのファンにも喜んでもらえるものに仕上げられた。ベゼルには夜光塗料を塗布したポルシェのロゴが誇らしげに配され、暗闇でも視認できるようになっている。さらに、ストラップの装飾にもポルシェ 963 のロゴがあしらわれている。また、ローターにはポルシェのアイコンであるステアリングホイールのモチーフをあしらうとともに、SSケースの側面にはポルシェのロゴを立体的に配し、ディテールの融合を強調している。
赤のインデックスをダイヤルの4 時位置に配すことが、レーススタートまでのカウントダウンがもたらす興奮とアドレナリンの高まりを象徴し、時計のデザイン言語の中に競技レースのエッセンスを組み込んでいる。高度な技術で大胆に作り上げられたこの時計は、ポルシェのレーシングカーのシャシーを彷彿とさせるチューブラー形状が印象的なオープンワークダイヤルを備え、モータースポーツで見られるミニマルでありながらも堅牢な構造を反映している。鍛造カーボンでできたベゼルは、ポルシェ 963 の軽量で高性能な部品をイメージし、美意識だけでなくモータースポーツとの関連性も高めている。
キャリバー TH20-00
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