オリス「グレートバリアリーフ リミテッドエディション」第4弾が登場。世界限定2000本が販売される

オリスは、サンゴ礁復元財団の活動支援を目的に、「グレートバリアリーフ リミテッドエディション IV」を発表した。同ブランドのダイバーズウォッチ「アクイスデイト キャリバー400」をベースに、サンゴ礁復元財団のストーリーを落とし込んだモデルである。2000本の数量限定販売だ。

オリス×サンゴ礁復元財団

　オリスから、「グレートバリアリーフ リミテッドエディション IV」が発表された。世界限定2000本が販売される。

　本作はオーストラリアで活動する非営利団体「サンゴ礁復元財団」の活動支援を目的としたモデルだ。この団体は2016年に設立された。

　オーストラリア海洋科学研究所の報告によると、グレートバリアリーフ海洋公園では現在、サンゴ礁の73%に白化現象（サンゴが白くなる現象）が発生中という。この白化現象は水温上昇によって小さな藻類が増加することで引き起こされ、サンゴ礁の衰退の大きな原因となっている。そんな状況下で、サンゴ礁復元財団は白化現象に対抗し、サンゴ礁が環境変化に対応できるよう、育成に取り組む団体なのだ。

　オリスは2018年よりこの団体と協賛しており、これまで支援のための特別モデルを発表してきた。本作は、その第4弾となる。

グレートバリアリーフをイメージした特別モデル

　おもな仕様は「アクイスデイト キャリバー400」に準じている。このモデルはウォッチズ ＆ ワンダーズ ジュネーブ2024で発表されたオリスの最新作で、アイコニックなデザインはそのままに、ケースやブレスレットをブラッシュアップし、着用感や使い勝手を向上させている。

　また、オリスが特許を取得したクイックストラップチェンジシステムを搭載することで、工具なしでストラップが交換できる。加えて、併載されるクイックアジャストシステムでは、腕時計を着用したままでサイズの微調整ができるなど、デイリーウォッチとしてもダイバーズウォッチとしても高性能といえる。

　グレートバリアリーフ リミテッドエディション IVでは、この高性能ダイバーズウォッチに、サンゴ礁復元財団のストーリーを落とし込んでいる。

　特筆すべきは文字盤だ。12時側から6時側にかけてグラデーションを施したブルーは、グレートバリアリーフをを上空から見たときのターコイズブルーと、海に降り注ぐ太陽の光を表現しているという。12時側から広がるサンレイ加工も特徴だ。

　また、ベゼルインサートはグレーのタングステン製となっており、ブルーグラデーションカラーとの相性が良い。

　レギュラーのアクイスデイト キャリバー400のケースバックがトランスパレント式であることに対し、本作はソリッドバックで、グレートバリアリーフに生息するサンゴの意匠と限定番号が刻まれる。特別モデルであることをより実感できるだろう。

　搭載するムーブメントは、オリスが自社開発した「キャリバー400」だ。、約5日間のロングパワーリザーブと高耐磁性を備えたムーブメントで、さらに、オリスから約10年間メンテナンス不要で動作すると明言されている。

　キャリバー400搭載モデルは購入後、マイオリスに登録することで、保証期間が10年へと延長される。