アーミン・シュトロームは、再設計したブランド初の自社製ムーブメントを搭載する、「ワンウィーク マニュファクチュール・エディション」を披露した。本作は、2023年に登場した「ワンウィーク ファースト・エディション」の後継機にあたり、そのオープンワークのムーブメントはグレーとアンスラサイトの色調で満たされている。なお、100本のみの限定販売だ。
再設計されたマイルストーンを搭載する「ワンウィーク」の後継機が登場
独立系ウォッチブランドであるアーミン・シュトロームは、新しい限定モデル「ワンウィーク マニュファクチュール・エディション」を披露した。
本作と2023年モデルとの大きな違いは、その構築美を際立たせるために、カラーが廃されていることである。ダイアルから見えるメインプレート、ブリッジ、およびパーツにはアンスラサイトカラーのPVDコーティングが施されており、メカニカルな魅力とともに、落ち着きと静けさに満ちたグレートーンが演出されている。
手巻き(Cal.ARM21)。35石。2万5200振動/時。パワーリザーブ約7日間。SSケース(直径41mm、厚さ10.6mm)。10気圧防水。世界限定100本。638万円(税込み)。
その他の基本的な仕様については、前作と同様である。ムーブメントの多くの動的要素をダイアル側に配置したオープンワークデザインを特徴としており、ひと目でアーミン・シュトロームの時計と認識できる。また、近代建築を思わせる造形は、フォルム、機能、美学、エルゴノミクスのすべてが調和しており、伝統的なウォッチメイキングの技術がダイナミックかつ革新的な方法で実現されている。
新たなワンウィークの特徴的な機能として、パワーリザーブインジケーターが挙げられる。懐中時計からインスピレーションを得たこの機能では、ポリッシュ仕上げのコーンが、ケースバック側にあるコニカルギアによって駆動するコニカル・システムを採用。ムーブメントの立体感とも調和を見せている。
ムーブメントには前作から引き続き、手巻きムーブメントCal.ARM21を搭載する。ダイアル側に配置されたふたつの香箱は、連動した動きによって一貫したエネルギー供給を可能としており、約7日間ものロングパワーリザーブを有している。また、初代ワンウィークの振動数が1万8000振動/時であったのに対し、Cal.ARM21は2万5200振動/時に変更されたことで、より安定した精度とパフォーマンスを獲得している。
さらに、本作のトランスパレント仕様のケースバックからは、熟練の手作業で施された丹念な仕上げを鑑賞することができる。特に、大部分を占めるメインプレートとブリッジには、アンスラサイトのPVD仕上げが施されており、ステンレススティール製の外装との完璧な調和を見せている。
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