タイメックスは2024年7月5日、手巻きの機械式モデル「MK1 メカニカル」の復刻モデルを発売した。見やすく、精度が十分で、生産性に優れるミリタリーウォッチであった「キャンパー」の魅力を引き継ぐ本作は、デジタルにあふれる現代に求められる“ニューヴィンテージ”である。
「MK1 メカニカル」が待望の復刻!
2024年で創業170周年を迎えたタイメックスは、「MK1 メカニカル」を約2年ぶりに復刻発売した。21年の発売時には即日完売となった本作は、往年のベストセラー、キャンパーを出自に持つ、ヴィンテージ感の強いミリタリーウォッチだ。
タイメックス「MK1 メカニカル」Ref.TW2U69000
手巻き。20石。SSケース(直径36mm、厚さ10mm)。5気圧防水。3万7400円(税込み)。
手巻き。20石。SSケース(直径36mm、厚さ10mm)。5気圧防水。3万7400円(税込み)。
キャンパーの初登場は1980年のこと。90年代初頭の廃盤を経て、2015年には復刻モデル「オリジナル・キャンパー」が登場した。そして、次なる復刻モデルとして20年に登場したのが、このMK1 メカニカルである。そのデザインにはアップデートが施されており、ケース素材がステンレススティールに、ムーブメントは手巻きの機械式へと変更されるなど、より凝った復刻が行われたモデルとなっている。
キャンパーは、タイメックスがベトナム戦争期に米軍から依頼を受けて開発したミリタリーウォッチである。戦後には“米軍が認めたミリタリーウォッチ”として広く知られることとなり、市販品として販売されると瞬く間にベストセラー入りを果たした。
デザインは、タイメックスのクリエイティブ・ディレクターである ジョルジオ・ガリオが担当。キャンパーをほうふつとさせるミリタリーグリーンが基調となっており、シンプルかつ視認性を重視したダイアルデザインを特徴としている。
ステンレススティールケースの直径は36mmだ。元祖キャンパーのサイズ感が維持されている。防水性は5気圧と、実用性も備えている。また、搭載されるムーブメントは手巻き式で、精度の問題からクォーツムーブメントを搭載していたオリジナル・キャンパーに比べ、より本家に仕様が近付けられている。
キャンパーは従来ラグ一体型のケースを備えていたが、本作ではデザインの変更が行われ、工具無しで交換可能なストラップが取り付けられている。
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