タグ・ホイヤーは、自らが培ってきたモーターレーシングのヘリテージを継承し、「レーシング モナコ」の物語の第二章となる「タグ・ホイヤー モナコ クロノグラフ レーシンググリーン」を発表した。レーシングカーとそのアイコニックなカラーをたたえるタグ・ホイヤー モナコ コレクションの新モデルとして、英国のナショナルカラーにオマージュを捧げる新作モデルだ。
タグ・ホイヤー モナコとモーターレーシングの精神
タグ・ホイヤーは常に、数あるタイムキーパーの中でもレースと最も密接な関係を築いてきた。モナコ コレクションはその理想的なあり方を体現するコレクションである。
1969年の発表時、モナコは時計業界に革命を起こした。自動巻きクロノグラフであるムーブメントCal.11を搭載した、初の角型防水ケースという点で、である。モナコという名は、大胆なデザインだけではなく、有名なF1レース開催地として最も名高いモナコ公国にちなんでつけられたものだ。そして今日に至るまで、タグ・ホイヤーのアイデンティティーに重要な意味をもたらしてきた。
そんなタグ・ホイヤーの伝説的なコレクションから、そのヘリテージを継承した新作モデルが登場した。「タグ・ホイヤー モナコ クロノグラフ レーシンググリーン」だ。最大の特徴は、英国のナショナルカラーであるグリーンをまとっていることだ。
自動巻き(Cal.11)。59石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約40時間。Tiケース(直径39mm)。100m防水。130万3500円(税込み)。
アイコニックなタグ・ホイヤー モナコとともに、タグ・ホイヤーは、自らとモータースポーツ界をつなぐ歴史を数十年も絶え間なく紡いできた。20世紀初頭から1960年代まで、レーシングカーはメーカーやスポンサーのシンボルカラーではなく、国を象徴するナショナルカラーをまとっていた。イタリアの鮮やかなレッド、またシルバーに変更する以前に当初使用されていたドイツのホワイト、そして昨年タグ・ホイヤーが発表したモナコ クロノグラフ レーシングブルーを彩る、これぞまさしくと思わせるフランスのブルーなど、各国に独自のカラーがあった。このコレクションの第二章、最新作「タグ・ホイヤー モナコ クロノグラフ レーシンググリーン」にインスピレーションをもたらしたのは、有名な英国のレーシンググリーンだったのだ。
「タグ・ホイヤー モナコ クロノグラフ レーシンググリーン」のひとつひとつのエレメントは、そのすべてが、歴史的な英国のレーシングカーとそれを彩るホワイトとイエローのタッチにインスピレーションを得ている。このテーマを基にデザインされた時計のダイアルは、タイムレスでエレガントな印象を与えるシルバーのサンレイ加工サテン仕上げが施され、1920~1930 年代のスポーツカーに見られたエンジンターン加工を施したダッシュボードを彷彿とさせる。
英国のレーシングカーを彩るホワイトとイエロー
ダイアルにはアプライドインデックスとしてポリッシュ仕上げのシルバーのアワーインデックスを8つ、ライトグリーンのスーパールミノバ®が塗布されたドッドマーカーを12個あしらっており、時刻を一目で確認することができる。
特筆すべきは、12時位置に配したファセットカットのバトン型マーカーだ。鮮やかなイエローのストライプが、ウォッチの秒針、そして美しい英国レーシングカーのイエローと呼応している。上品なグリーンのインダイアルは、鮮やかでありながらも洗練されたカラーで、伝統的なレーシンググリーンにオマージュを捧げている。
自動巻きクロノグラフムーブメント「Cal.11」
ムーブメントは自動巻きクロノグラフのCal.11を搭載し、サンドブラスト加工を施したグレード 2 チタン製ケースに収められたこのモデルは、堅牢さと軽量さ、そしてスポーティな印象を兼ね備えている。また、サファイヤケースバックからは、内側のムーブメントを覗き見ることが可能だ。
タグ・ホイヤー モナコ クロノグラフ レーシンググリーンに合わせ、パンチング加工を施したグリーンのストラップは、クラシックな英国紳士の美学を反映したデザインだ。付属のグレード 2 チタン製フォールディングバックルもレガシーを感じさせる仕様となっており、ホイヤーの刻印ロゴが目を引く。