パネライ史上初の腕時計である「ラジオミール」のプロトタイプが誕生した1935年10月24日を祝い、パーペチュアルカレンダーが追加投入された。この歴史あるコレクションに加わった複雑機構モデルは「ラジオミール パーペチュアルカレンダー GMT ゴールドテック™」だ。ラジオミールの世界を拡大するこの新作は、独自素材パネライ ゴールドテック™をまとい、充実したコレクションへのオマージュとしてメゾンの起源をたたえる。
ラジオミール パーペチュアルカレンダー GMT ゴールドテック™
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自動巻き(Cal.P4100)。55石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約3日間。ゴールドテック™ケース(直径45mm、厚さ15.96mm)。10気圧防水。740万3000円(税込み)。
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ハイコンプリケーションの分野に関して、パネライは時計の使い方をシンプルにすることを意欲的に取り組んでいる。この精神はスイス・ヌーシャテルのマニュファクチュールにある研究開発部門ラボラトリオ ディ イデーによって具体化され、明確で直感的なものを作るという姿勢を忠実に守り続けている。
リュウズだけで日、日付、月、閏年を深夜でも変更可能
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パネライは、複雑機構のセグメントであっても、視認性の高さ、機能性、パフォーマンスを向上させる、すっきりとしたユーザーフレンドリーなデザインを重視している。新しい「ラジオミール パーペチュアルカレンダー GMT ゴールドテック™」の中心には、自動巻きムーブメント、Cal.P.4100がおさめられている。5年以上の開発期間を経てパネライが完成させたパーペチュアルカレンダーは、ツールやコレクターを使用せずにリュウズだけで日、日付、月、閏年を変更可能で、月末や深夜帯も含め直感的な操作が可能となっている。
使いやすいGMT機構
ラジオミール パーペチュアルカレンダー GMT ゴールドテック™は、24時間表示のGMT機構によってさらに強化されている。24時間表示はブランドの伝統を継承し、2000年代初頭からラインナップされてきた。この機能は、特に複数のタイムゾーンを追跡するユーザーにとって使いやすいものだ。パネライの特徴のひとつに、GMT針を使用しない際は時針の下に隠すことが出来る機構があるが、本作も同様の機能を搭載している。
ゴールドテック™️の特徴
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パネライの独自素材「ゴールドテック™️」。それはゴールドにプラチナと銅を配合し、ローズゴールドのような鮮やかな赤の色合いを有しつつも、変色への耐性をも備えている。
ムーブメント、Cal.P.4100
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3日間のパワーリザーブを備えたこの時計のエネルギーは、オフセンターのマイクロローターによって巻き上げられ、2 つの香箱に蓄えられる。ムーブメントの直径はわずか15 1/2リーニュ(35.1mm)、厚さは7mmだが、サイズと配置のバランスにより、毎時 2万8800回振動(4Hz) のムーブメントは精度と信頼性を確保する。