ブレゲは「クラシック」コレクションの新作として、グラン・フー エナメルのブラックダイアルと、プラチナ製ケースを備える「クラシック 5177」と「クラシック 7787」を披露した。いずれのモデルも、優れた信頼性を誇る自社製ムーブメントを搭載し、希少かつ耐久性に優れるプラチナ製のケースとグラン・フー エナメルのダイアルを採用することで、永遠の価値というブレゲのクリエイションの理想を追求している。
ふたつの希少な素材の輝きが融合
ブレゲは、ブランドのエスプリを体現するクラシックコレクションの新作として、 グラン・フー エナメルとプラチナの輝きに身を包んだ、「クラシック 5177」と「クラシック 7787」の2モデルを披露した。
自動巻き(Cal.777Q)。26石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約55時間。Ptケース(直径38mm、厚さ8.8mm)。3気圧防水。601万7000円(税込み)。
クラシック 5177はアブラアン-ルイ・ブレゲの理想に準じた、無駄を削ぎ落したデザインが特徴の3針モデルだ。ツヤのあるブラックダイアルには、パウダリーシルバーのブレゲ数字とミニッツトラックが配されており、すらっと伸びたロジウム仕上げのブレゲ針が確実な時間の判読を可能としている。
自動巻き(Cal.591 DRL)。25石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。Ptケース(直径39mm、厚さ10.3mm)。3気圧防水。716万1000円(税込み)。
一方、クラシック 7787では、クラシック 5177と似通ったミニマルな表情を保ちつつ、ムーンフェイズとパワーリザーブ表示機能が搭載された。目をひく12時位置のムーンフェイズには、扇型の開口部から星が瞬くネイビーブルーの夜空がのぞいており、ハンマー仕上げされたゴールド製のムーンフェイズによって、情緒的に月相が表示される。
これら2モデルが持つ、漆黒の夜を思わせるフェイスは、グラン・フー エナメルによるものである。色を出すのが難しいとされるインテンスブラックを採用しながらも、なめらかかつ均一な色彩を実現しており、ブレゲのクラフトマンシップの卓越性を体現するものとなっている。
また、このグラン・フー エナメルのダイアルでは、本物のブレゲ時計であることを示すシークレット・サインが、クラシック 5177では6時位置、クラシック 7787ではダイアル中央右に配置された。
新作2モデルの卓越性を象徴するもうひとつの素材が、ケースに採用されたプラチナだ。“王の金属”とも称されるプラチナは、存在感のある重みに加え、とりわけ優れた耐磁性や耐腐食性を備えており、腕時計の長期にわたっての愛用を叶える素材と言える。
ムーブメントは、クラシック 5177がCal.777Q、クラシック7787がCal.591 DRLを搭載する。いずれも、200個以上の部品からなるブレゲの自社製ムーブメントであり、摩耗、腐食、磁性に強いシリコン製ヒゲゼンマイによって高い信頼性を獲得している。
また、Cal.591 DRLでは、ムーンフェイズディスクにカナを追加することで、一般的なムーンフェイズより精密な29.53058888日という周期を実現。結果として、348.7年にわずか1日しかズレないという、極めて高い精度を備えている。