イタリア海軍の記録の中で、潜水部隊はその大胆な実績で際立った成功を収めてきた。水中から秘かに敵艦隊に忍び寄り、爆雷をセットして退散する。命がけの任務を行う彼らの左手首には重要な水中計器が、そして右手首にはパネライの時計が装備されていた。「ルミノール デストロ オット ジョルニ」、本作は左手で操作をするためのデザインが特徴的だ。パネライは過去の勇者たちの輝く伝説に敬意を表し、ミッションに必要な実用性・精度と現代の時計製造のエレガンスを融合させた。パネライの物語からインスピレーションを得た、まさにレガシーであるこの時計は、メゾンの機能性へのこだわりを反映し、オリジナルに忠実に設計されている。
ルミノール デストロ オット ジョルニ
パネライ「ルミノール デストロ オット ジョルニ」Ref.PAM01655
手巻き(Cal.P5000)。21石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約8日間。SSケース(直径44mm、厚さ13.7mm)。30気圧防水。122万1000円(税込み)。
手巻き(Cal.P5000)。21石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約8日間。SSケース(直径44mm、厚さ13.7mm)。30気圧防水。122万1000円(税込み)。
レフトハンド(左利き)モデル
レフトハンドは1960年代にref.6152/1 とともに初めて登場し、時計のデザインに大きな進化をもたらした。ジュゼッペ・パネライのビジョンは、右手首に時計を着用することにより、左手首を他の重要な器具のために解放することで、潜水士のミッションを支援したのだった。素早くリュウズを押し込み、ダイビング時の海水の浸入を防ぎ、機密性を高めるレバーロック式リュウズプロテクター。左手で操作できる革新的な設計により、時計の他にコンパスや水深計などを同時に着用でき、ダイバーのニーズが深く考慮されていた。
Cal.P.5000ムーブメント
直径15 1/2リーニュ(35.1mm)、厚さ4.5mmのCal.P.5000は、21石と113個のコンポーネントで構成され、可変慣性バランスホイールを搭載。トラバースバランスブリッジにより安全で安定し、巻き上げる際に同時に回転する2 つの並列バレルを備えている。ブリッジの剛性により、衝撃を軽減し、脱進機が完璧に動作し続けることができ、精度が安定しやすい。
「ルミノール デストロ オットジョルニ」はブランドの伝統を今日に引き継いでいる。44mmサイズで、オリジナルの47mmより小さく、8日間のパワーリザーブを備えた手巻きのCal.P.5000ムーブメントを搭載。この印象的なロングパワーリザーブは、イタリア海軍特殊潜水部隊が使用していた当時のアンジェラス Cal.SF240にインスパイアされている。