ラスベガスでは、砂漠に広がる地平線に夕日が沈むと、巨大ホテルが立ち並ぶ世界屈指の大通り「ストリップ」が万華鏡のような色彩で照らし出され、この街の本質が姿を現す。そこは、活気と陽気さに支配され、生命の鼓動が興奮と冒険のリズムに合わせて高鳴る場所。そんなラスベガスが醸し出すエネルギッシュな雰囲気にインスパイアされたタグ・ホイヤーから、メゾンの大胆なスピリットを凝縮したタイムピース「タグ・ホイヤー モナコ クロノグラフ」の新作が発表された。
モーターレーシングファンに愛されるモナコ
1969年に発表された「タグ・ホイヤー モナコ」は、すぐさま時計史にその名を残す象徴的な時計となった。大胆なスクエアシェイプ、左側に配されたリュウズ、サテンとポリッシュ仕上げのケース、ブルーのダイヤルといった「モナコ」の特徴は、それまで市場に出回っていたどの時計にも見られないものだった。
「タグ・ホイヤー モナコ」のヘリテージは、モータースポーツや映画史と密接に結びついており、名優スティーブ・マックイーンとの関係は特に有名だ。1971年に公開された映画「栄光のル・マン」でマックィーン演じる主人公が「モナコ」を着用したことで、この時計はスタイルアイコンとしてのみならず、モーターレース文化の象徴としての地位を確立することに貢献した。
タグ・ホイヤー モナコ クロノグラフ
自動巻き(Cal.TH20-00)。33石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約80時間。Ti製ケース(直径39mm)。100m防水。160万6000円(税込み)。
ピンクが放つパワー
この印象的なタイムピースでは、クロノグラフの針が時を刻むたびに物語を紡ぎだす。鮮やかなピンクのオープンワークダイヤルは、ラスベガスの活気と輝く光を映し出した、まさに色彩の祭典。大胆なスタイルで自分自身を表現する人にとって、煌めくアクセントが魅力的な時計であろう。
Cal.TH20-00
「タグ・ホイヤー モナコ クロノグラフ」の心臓部には、最高の精度と信頼性を約束する自社製自動巻きムーブメントCal.TH20-00が搭載されている。タグ・ホイヤーを代表するこのクロノグラフムーブメントは、オープンワークダイアル越しにその姿を垣間見せており、複雑な機構をじっくりと堪能することができる。また、ケースバックからのぞく、12時位置のコラムホイールと印象的なピンクでアクセントがつけられたローターが、モダンでスポーティな美学を主張しながら、技術的な魅力を高めている。
軽量チタン製ケース
洗練されたブラックDLCコーティングで仕上げられた軽量チタン製ケースは、モダンなデザインを体現している。3時位置と9時位置のカウンターと針、そしてクロノグラフ秒針にあしらわれた大胆なピンクのアクセントが絶妙のコントラストを演出している。オープンワーク構造のラインに沿って配置されたインデックスが、ダイアル上で力強く輝き、驚くほど鮮やかな視覚効果を生み出している。この素材は、時計の耐久性を高めているだけでなく、デイリーユースからアドレナリンが噴出するハイオクタンなイベントでも、快適な装着感を実現する。