インディペンデントブランドを得意とするベンチュラ（カリフォルニア）の時計ショップ、コレクティブ・オロロジーとゼニスは再びタッグを組み、「デファイ スカイライン」の限定モデルを発売した。「less is more」のアプローチを取り入れたタイムピースは、20世紀のインダストリアルデザインをイメージしている。
デファイ スカイライン C.X エディション
シャープで建築的なラインと紛れもないシルエットを特徴とする「デファイ スカイライン」は、1969年に誕生した最初期の「デファイ」を現代的に再構築したモデルだ。オリジナルモデルの優れた堅牢性と耐久性はより現代的なデザインへと落とし込まれ、エル・プリメロ 自動巻自社製ムーブメントの最新世代が搭載されている。自動巻き（エル・プリメロ Cal.3620 SK）。26石。3万6000振動／時。パワーリザーブ約55時間。SSケース（直径41mm）。10気圧防水。ステンレススチールブレスレット、星空が描かれたオレンジラバーストラップ（ステンレススチール製フォールディングバックル付き）が付属。168万3000 円（税込み）。
「デファイ スカイライン C.X エディション」は、ファセットカットのスティールケースと交換可能な一体型スティールブレスレットの全体にマットなサンドブラスト仕上げが施され、12角形のベゼル側面のみポリッシュ仕上げとなっている。ベゼルのエッジ同様、裏蓋の側面にもポリッシュ仕上げが施された。これらの仕上げはインダストリアルデザインを彷彿とさせ、控えめな印象をタイムピースにもたらしている。
深さが異なる星のエングレービング
機能性とシンプリシティをテーマとするデザインは、デファイ スカイライン C.X エディションのため に再構築された文字盤のレイアウトにも反映されている。マットなシルバーグレーカラーにデファイ スカイラインのシグネチャーである星空を描いた文字盤は、立体感が際立つようだ。このグラデーション効果は、4つの点を結んだ星のエングレービングを文字盤の中心部ではより深く刻み、縁に向かって徐々に浅く施すことで実現された。複雑機構として世界で唯一の1/10秒表示は、「デファイスカイライン」スタンダードモデルの9時位置（3時位置の日付窓の対向）に代わり、6時位置に置かれている。日付窓は完全に排され、外観のバランスとシンメトリー性が追求された。1/10秒表示では、秒針の先端と「10」のマークが視認性の高いオレンジで彩られ、20世紀のインダストリアルデザインから得たインスピレーションが反映されている。
エル・プリメロ 3620搭載、6時位置に1/10秒表示
デファイ スカイライン C.X エディションはエル・プリメロ Cal.3620自動巻き高振動ムーブメントをもとにしたムーブメントを搭載し、シースルー仕様のサファイアクリスタルの裏蓋からその姿を確認できる。6時位置の1/10表示は 3万6000振動／時の脱進機が直接駆動する。ムーブメントは完全に巻き上げた状態で約55時間のパワーリザーブを実現し、精確な時刻設定のための秒針停止機構を備えている。デファイ スカイライン C.X エディションには、スティールブレスレットに加えて、スティール製フォールディングクラスプの付いたテクスチャー加工のオレンジのラバーストラップが付属し、文字盤の繊細なオレンジのアクセントを引き立てる。裏蓋のクイックストラップチェンジ機構により、ブレスレットとストラップは工具を使わず簡単に付け替え可能だ。
デファイスカイライン C.X エディションはコレクティブ・オロロジーとゼニス ブティックおよび、ゼニス オンラインブティックにて、200本限定で販売されている。
