メルセデス AMG・ペトロナス・フォーミュラワン™・チームが新シーズンに向けて準備を進める中、IWC シャフハウゼンは「ビッグ・パイロット・ウォッチ・ショック・アブソーバー XPL “トト・ヴォルフ X MERCEDES-AMG PETRONAS FORMULA ONE™ TEAM”」を発表した。このモデルは、スイスの高級時計マニュファクチュールであるIWCが開発したSPRIN-g PROTECT®ショックアブソーバー・システムと、メルセデスAMG・ペトロナスのチームカラーにインスパイアされた、テクニカルなデザインが融合した100本限定生産のタイムピースである。ショックアブソーバーのスプリングはバルク金属ガラスから製造され、ペトロナスグリーンのスーパールミノバ®でコーティングされている。

メルセデス AMG F1 チームの CEO、トト・ヴォルフ

ビッグ・パイロット・ウォッチ・ショック・アブソーバー XPL “トト・ヴォルフ X MERCEDES-AMG PETRONAS FORMULA ONE™ TEAM”

自動巻き(Cal.32101)。21石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約120時間。ブラックセラタニウムケース(直径44mm、厚さ12.6mm)。10気圧防水。100本限定。1323万1900円。

衝撃時にかかる大きな重力からムーブメントを保護

特許取得済みの SPRIN - g PROTECT ®ショックアブソーバー・システムは、IWCのエンジニアリング部門であるXPL (IWC エクスペリメンタル)によって開発され、2021年にビッグ・パイロット・ウォッチ・ショックアブソーバー XPL(Ref. IW357201)で初めて導入された。このシステムは、ケース内のムーブメントを緩衝するカンチレバースプリングを採用することにより、ムーブメントへの衝撃保護を新たなレベルに引き上げている。
腕時計がケースに衝撃を受けた場合、ムーブメントとケースには通常、大きなG力がかかる。このような力がムーブメントに到達する前に、スプリングがその大部分を吸収する仕組みだ。長さと幅に均等に応力を分散するよう特殊な形状に設計されたスプリングはバルク金属ガラス(BMG)から製造されている。複雑な製造プロセスを経ることにより、この先進的な素材は従来の結晶金属よりも大幅に弾力性に優れている。
セラタニウム®製ケースとブラックカラーのムーブメント

「ビッグ・パイロット・ウォッチ・ショック・アブソーバー XPL “トト・ヴォルフ X MERCEDES-AMG PETRONAS FORMULA ONE™ TEAM”」は、ケースとリュウズにセラタニウム®を採用している。IWC が開発したこの先進的な素材は、チタンの軽さと堅牢さ、そしてセラミックと同様の硬度を兼ね備えている。ブラックの文字盤は、真鍮の下地に特殊な工具で型押しされた粒状の技巧的な構造が特徴だ。新しくデザインされた三角形のブラックの針は、そのエッジにスー
パールミノバ®がコーティングされている。分目盛りのついた外側のリングは、文字盤の周囲に取り付けられた薄板の上に自由に浮いているように見える。
交換用のブラックラバーストラップを装着

このモデルには、ダブルラチェット式自動巻き機構を組み込んだIWC自社製ムーブメント、Cal.32101が搭載され、パワーリザーブは約120時間に達する。地板、ブリッジ、ローターは、オールブラックのデザインに合わせてブラックにカラーリングされた。トトのサインがプリントされたカラーのサファイアクリスタル製のケースバック越しにムーブメントを眺めることが可能だ。一体型のペトロナスグリーンのラバー・ストラップ付きで、付属品として交換用のブラックのラバー・ストラップも同梱される。
