ラドーの「トゥルー スクエア スケルトン」から新作が発表された。セラミックス製でありながら、にぶい金属光沢を放つガンメタルカラーのモデルである。似たデザインのモデルはすでにラインナップされていた。だが、このモデルは前作と比べ、何故か異なる印象を与えるのだ。
デザインの「キレ」が魅力の「トゥルー スクエア スケルトン」
「トゥルー スクエア スケルトン」に新作が登場した。マット仕上げやサンドブラスト加工、そしてオープンワーク仕様ゆえに鑑賞できるムーブメントが融合したマッシブなモデルである。装飾が廃された、素材とメカニズムを楽しめる腕時計だ。
自動巻き(Cal.R808)。ガンメタルカラーモデル。25石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約80時間。セラミックケース(縦44.2×横38.0mm、厚さ9.7mm)。5気圧防水。47万6300円(税込み)。
ガンメタルとマットブラックのケースカラーのバリエーションでの展開となる。ケースおよびリュウズ、ブレスレットにはハイテクセラミックスを使用。ガンメタルカラーはセラミックスながらも金属光沢を生み出す素材、マットプラズマ ハイテクセラミックスを使用したものだ。
ムーブメントは水平サテン仕上げとアンスラサイトでコーティングされている。サンドブラスト加工が施された針や文字盤、裏蓋はシンプルでエレメンタルなデザインにさらなる深みを加えている。針は太く角ばっており、どこか繊細ながらも丈夫な印象を与える。
自動巻き(Cal.R808)。25石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約80時間。セラミックケース(縦44.2×横38.0mm、厚さ9.7mm)。5気圧防水。47万6300円(税込み)。
ラバーストラップを採用した仕様も
自動巻き(Cal.R808)。25石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約80時間。セラミックケース(縦44.2×横38.0mm、厚さ9.7mm)。5気圧防水。38万8300円(税込み)。
なお、やや仕様が異なるモデルも加えられている。遠目から見ると同じような印象を受けるが、ムーブメントの表面はコート・ド・ジュネーブで仕上げられており、針はポリッシュ仕上げだ。そしてストラップにはブラックのラバー製のものを採用。
ラドーのトゥルー スクエア スケルトンは、以前より似た雰囲気を持つ、銃を思わせるマスキュリンなモデルがいくつかラインナップされている。それらのモデルに比べて、このモデルはどこかしらよりモダンで、インダストリアルな印象を与える。
ラドーのハイテクセラミックスとは
ラドーの腕時計に使用されているハイテクセラミックスは、最高の純度を誇る精密に調整された材料を用い、高音で焼成することで、非常に高い硬度と耐傷性を実現。色素が素材そのものと一体化しているため、色あせることはない。
さらに、本作に採用されたプラズマ ハイテクセラミックは、セラミックに炭素を加えることで、焼成後に自然な金属光沢を放つものなのである。
ロングパワーリザーブのCal.R808ムーブメントを搭載
ムーブメントはCal.R808を搭載。パワーリザーブは約80時間と長いものである。裏蓋はトランスパレント仕様のため、ムーブメントの稼働を鑑賞可能だ。