ライカより新たなウォッチコレクションの「ライカZM 12」が発表された。デザインは、従来の「ライカZM 11」をベースとし、ケース径を39mmとコンパクトにまとめ、6時位置にスモールセコンドを配したものとなっている。また、スモールセコンド、文字盤ベース、インデックスと立体感を強調したデザインが与えられている点が本作の注目点となる。ローンチに際して4つのバリエーションがラインナップされる。
ライカのウォッチコレクションと新作「ライカZM 12」
ライカは2022年より自社製ムーブメントを搭載したモデルの展開と共に時計市場に本格参入している。現在では、クラシカルなカメラのデザインを想起させる「ライカZM 1」と「ライカZM 2」、モダンでスポーティーな印象の「ライカZM 11」がラインナップされてきた。今般発表された「ライカZM 12」は、ケース径41mmのライカZM 11をベースに二層構造の文字盤を進化させ、よりコンパクトなケース径39mmのサイズ感にまとめた新作である。
モダンなスタイリングとカラフルなバリエーション
ケース径41mmでセンターに時分秒針を備えていたライカZM 11に対し、ライカZM 12はケース径39mmでセンター時分針とスモールセコンドを持つデザインに改められた。スモールセコンドが一番低い階層に、水平方向の凹凸が与えられた文字盤のベースの上に立体感のあるバーインデックスが配置されていることで、光が射し込んだ時に奥行きが生まれる仕上がりとなっている。

自動巻き(Cal.ライカLA-3002)。38石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約60時間。SSケース(直径39mm、厚さ13mm)。100m防水。予価100万1000円(税込み)。2025年4月発売予定。
文字盤とケースはシンメトリーなデザインで、ラグとブレスレット、あるいはストラップにつながるラインを描くシェイプが、ライカZM 12にモダンなテイストを与えている。ケース素材はステンレススティールとチタンが用意される。ステンレススティールモデルのカラーバリエーション、ブルー×オレンジ、シルバーモノトーン、オリーブ×ブラックであり、チタンモデルはチョコレート×ブラックでアイボリーのストラップの組み合わせとなる。

自動巻き(Cal.ライカLA-3002)。38石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約60時間。SSケース(直径39mm、厚さ13mm)。100m防水。予価100万1000円(税込み)。

自動巻き(Cal.ライカLA-3002)。38石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約60時間。SSケース(直径39mm、厚さ13mm)。100m防水。予価100万1000円(税込み)。
搭載されるのはスイスを拠点に時計製造を行うクロノードの協力をもとに開発された自動巻きムーブメントのCal.ライカLA-3002であり、5姿勢で調整された日差-4/+6秒の精度と、約60時間のパワーリザーブを備える実用性の高い仕上がりである。また、ケースバックからはCal.ライカLA-3002の構造を鑑賞可能となっている。

自動巻き(Cal.ライカLA-3002)。38石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約60時間。Tiケース(直径39mm、厚さ13mm)。100m防水。予価107万8000円(税込み)。
ストラップ及びブレスレットはインターチェンジャブルで、ラグ裏の赤いボタンで交換が容易である。ケースバックからはCal.ライカLA-3002がのぞく。
ストラップはライカらしい意匠のインターチェンジャブルシステムを搭載

ストラップとブレスレットはいずれもインターチェンジャブルで、ラグ裏に配された赤いボタンにより簡単に交換可能となっている。このボタンは赤い丸型で、ライカのエンブレムを思わせるデザインとなっており、ファンにはうれしい意匠となっている。