ル・マンの帝王に敬意を表したショパールの限定モデル

2017.06.27

「スーパーファスト パワーコントロール ポルシェ 919 HFエディション」。自動巻き(Cal.01.11-M)。37石。5万7600振動/時。パワーリザーブ約60時間。チタン(直径45mm)。100m防水。世界限定生産100本。185万円(税別)。

 毎年6月にフランスのサルト・サーキットにて行われるル・マン24時間耐久レース。そのトップカテゴリーであるLMP1クラスに参加し、先日、自社の持つ歴代最多勝利記録を19勝に更新したポルシェ モータースポーツへのオマージュとして、ショパールより「スーパーファスト パワーコントロール ポルシェ 919 HFエディション」が発表された。

「スーパーファスト パワーコントロール ポルシェ 919 HFエディション」はメカニカルのパフォーマンスと性能の高さという点において、先日のル・マンでチェッカーを受けたマシーン、ポルシェ919ハイブリッドを意識した設計、製作がされている。

 ポルシェ919のパワーユニットは高出力のV型4気筒エンジンとモーターを合わせたハイパワーなものであるが、24時間を闘い続けるだけの安定性も兼ね備える。対して「スーパーファスト パワーコントロール ポルシェ 919 HFエディション」も、ムーブメントのCal.01.11-Mは5万7600振動/時を誇るハイビートなムーブメントでありながら、約60時間ものパワーリザーブという“燃費の良さ”を持ち合わせている。

 直径45mmと大ぶりのケースは耐久性の高いビーズブラスト加工のチタン製となっており軽量だ。さらに、ブラックDLC加工によるカーボン膜は耐傷性を向上させた。このような軽量さと耐久性の両立という点も、非常に軽量で硬度の高いアルミニウムと炭素繊維複合素材によって製造されたポルシェ919との共通点だと言えるだろう。

 また、文字盤外周に配されたタコメーターを想起させるアラビア数字のインデックスやスリックタイヤを意識したラバーストラップ、レッドの地色にホワイトでプリントされた「919」の文字など、他にもポルシェ919を連想させる意匠が随所に施されている。

「スーパーファスト パワーコントロール ポルシェ 919 HFエディション」は世界限定100本のみの生産で、ショパールブティックでの取り扱いとなっている。

2014年からの3連覇、通算19勝目をポルシェ モータースポーツにもたらした「ポルシェ 919ハイブリッド 2号車」。「919 HF エディション」との共通点を随所に見出せるとのこと。

5万7600振動/時というハイビートと約60時間のパワーリザーブを両立した「Cal.01.11-M」。COSC(スイス公式クロノメーター検定局)の認定済み。
タコメーターを思わせるミニッツカウンターや、燃料計に見立てたパワーリザーブ表示など遊び心が随所に光る。リュウズはステアリングホイールの形だ。

Contact info:ショパール ジャパン プレス Tel.03-5524-8922