モンブラン協賛によるヒストリックカーイベント、「ヴェトロモンターニャ高野山2017」が2017年10月28日(土)、29日(日)の2日間にわたって和歌山県の高野山一帯で開催された。
モンブランといえば、自動車レースのシーンで多く使用されてきたストップウォッチブランド、ミネルバを2006年に自社工房として吸収したことで有名だ。以来、イギリスで毎年6月末から7月初頭にかけて行われるモータースポーツの祭典「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」のオフィシャルパートパーナーを務めるなど、近年ではこの種のイベントと近い関係にある。今回行われた「ヴェトロモンターニャ高野山2017」はヒストリックカーの公道ラリーによくある“移動時間の正確さ”を競うものではないため、同社の時計がオフィシャルのタイムキーパーとして登場することはなかった。しかしながらモンブランは、かつてジェントルマンのスポーツとして行われていた自動車競技の優雅さを伝える同イベントの開催趣旨に賛同。オリジナルスタートゲートの設置やブランドロゴ入りボディラベルとオリジナルグッズの配布などを行い、会場の士気を高めた。
なお、モンブランではかつてのミネルバ製ラリータイマーのデザインを取り入れた「モンブラン タイムウォーカー クロノグラフ ラリータイマーカウンター リミテッドエディション100」を100本限定で発売中だ。ミネルバのレガシーを受け継ぐこのモデルはストラップのアタッチメントをケースの裏側に収納可能なうえ、ケース裏に2本の脚が付属しているため、腕時計以外にも懐中時計やダッシュボードクロックとして使用できる。なお、搭載されるCal.MB M16.29は1930年代に開発されたミネルバの初代ムーブメント、Cal.17.29をベースにしたものだ。