スポーツコレクション スプリングドライブ クロノグラフGMTの特別限定モデル。写真はセラミックス×18KRGの仕様だが、18KYGやPTなども選択可能である。また、セラミックスの色も黒以外に選択可能だ。限定本数は3本。購入者とともに、グランドセイコーの企画担当者などが詳細を詰めるという、ユニークなスタイルを取る。自動巻きスプリングドライブ(Cal.9R96)。50石。パワーリザーブ約72時間。セラミックス×18KRG、18KYG、18KWG、PT(購入者の希望による)。10気圧防水。2000万円(税別)。
セイコーウオッチは、グランドセイコーのスポーツコレクション スプリングドライブ クロノグラフGMTをベースにしたカスタムメイドモデル、「スポーツコレクション スプリングドライブ クロノグラフGMT featuring Nissan GT-R50 by Italdesign」を発表した。これは日産とイタルデザインの共同開発車である「Nissan GT-R50 by Italdesign」にインスパイアされた、特別仕様モデルである。生産本数は世界限定3本、価格は2000万円。ケース素材はセラミックスに18Kゴールドやプラチナなどが組み合わせられるほか、注文者の好みにより、細やかなモディファイが可能である。
Nissan GT-R50 by Italdesignは日産とイタルデザインが初めて提携したことにより誕生したプロトタイプモデルである。50と冠されたのは、GT-R とイタルデザインがそれぞれ2019 年、2018 年に生誕50 周年を迎えるため。最新の日産「GT-R NISMO」をベースに、イタルデザインが全面的にリデザインしたこのモデルは、7月12日のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2018にて初公開され、10月15日からは銀座の「NISSAN CROSSING」に展示されている。
今回、スポーツコレクション スプリングドライブ クロノグラフGMT featuring Nissan GT-R50 by Italdesignは、このGT-Rと同様にカスタムメイド方式による完全受注生産モデル。「セイコーフラッグシップサロン」である和光でのみ受付を行う。なお関係者曰く、この企画はセイコーからのアプローチで始まった、とのこと。
現時点で分かっている詳細は以下の通り。
・ケース素材はセラミックス×貴金属。貴金属はオーナーの希望で選択可能
・セラミックスの色が変更可能
・文字盤や針のデザインも変更可能
・プロダクトの詳細はデザイナーなどを交えた打ち合わせで決める
税別で2000万円という価格は途方もないが、「グランドセイコーの企画担当者やデザイナーとプロダクトを作り上げていく時計」(セイコー広報談)と考えれば、むしろお買い得かもしれない。
2018年に発表された日産とイタルデザインによるコラボレーションモデル。ベースは日産「GT-R」だが、まったく異なるデザインが与えられている。現時点で生産開始のアナウンスはないが、限定生産最大50台、価格は90万ユーロからと発表されている。
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