セイコーウオッチは本格スポーツウォッチ「セイコー プロスペックス」と、日本の美意識を体現するウォッチ「セイコー プレザージュ」から、セイコークロノグラフの歴史を代表するふたつのモデルのアニバーサリーを祝し、2機種の数量限定モデルを2019年12月7日(土)に全国および海外市場において発売する。
1964年に始まったセイコーの機械式クロノグラフ
セイコーはダイバーズウォッチやクオーツウォッチをはじめ、様々な分野で世界をリードしてきたことは広く知られているが、実はクロノグラフのパイオニアでもあることはあまり知られていない。セイコークロノグラフの歴史は、1964年に開発された手巻ワンプッシュクロノグラフである「クラウン クロノグラフ」から始まった。ワンプッシュクロノグラフではあるものの、ストップウォッチの確実な制御を可能とする「コラムホイール」を採用するなど、現代のセイコークロノグラフにも通ずるモデルだった。
セイコークロノグラフ 55周年記念限定モデル
セイコー プレザージュ 「セイコークロノグラフ 55周年記念限定モデル」
<セイコー プレザージュ>セイコークロノグラフ 55周年記念限定モデル
自動巻き。34石。SSケース(直径41mm)。約45時間パワーリザーブ。100m防水。世界限定1000本。35万円(税別)。
1964年の「クラウン クロノグラフ」のデザインを、可能な限り忠実に再現しており、ボックス型ガラス、細いベゼル上にシャープに施されたアラビア数字、手首にしっかりと固定できる内側に傾斜した形状のケースを備えている。
セイコー プロスペックス 「セイコー自動巻クロノグラフ 50周年記念限定モデル」
<セイコー プロスペックス>セイコー自動巻クロノグラフ 50周年記念限定モデル
自動巻き。34石。SSケース(直径41mm)。約45時間パワーリザーブ。100m防水。世界限定1000本。38万円(税別)。
デザインモチーフには、キャリバー6139に30分と12時間の積算計を加えたキャリバー6138搭載モデルの中でも特に人気の高い、シルバーとブラックのコントラストが際だつ、通称「パンダ」と呼ばれるデザインを採用した。ダイアル全体はオリジナルモデルと同様に、縦方向にヘアライン仕上げが施されており、その上を鮮やかなオレンジ色の先端部分が印象的なクロノグラフ針が時を刻む。
両モデルに搭載されるメカニカルクロノグラフムーブメント キャリバー8R48
シースルーバックの裏ぶたから覗くムーブメントには、2014年に開発されたセイコー最新のメカニカルクロノグラフムーブメント、キャリバー8R48を採用。ストップウオッチの作動方式には、キャリバー6139より受け継ぐ、スタート・ストップ時の針飛びを少なくするとともに、耐衝撃性にも優れる垂直クラッチ方式を搭載している。また、確実な操作感覚と動作を可能にするために、クラウン クロノグラフにも用いられたコラムホイールを採用している。