セイコーのスポーツウォッチブランド、「セイコー プロスペックス」のハイエンドコレクションである「LX(ルクス)ライン」のSBDB027が、2019年度ジュネーブ時計グランプリにおいて、「ダイバーズウォッチ」部門賞を受賞した。
世界が認めた、セイコー ダイバーズウォッチの正統進化
2001年に創設されたジュネーブ時計グランプリは時計業界のアカデミー賞とも呼ばれ、時計業界で最も名誉ある賞として知られている。審査員はジャーナリスト、時計師、コレクターなどの時計スペシャリストによって構成されており、毎年新作の時計を対象として、大賞および各部門賞の選出、表彰を行っている。
今回、「ダイバーズウォッチ」部門賞を受賞したSBDB027は、商品開発アドバイザーに工業デザイナーである奥山清行氏を迎え、セイコーが今年新たに立ち上げた「LXライン」の顔となるダイバーズウォッチである。
SBDB027は、1968年に発売されたメカニカルダイバーズをデザインコードとしながらも、随所を現代的にアップデートを施している。ケースにはザラツ研磨が施され、歪みのない鏡面が武骨なダイバーズウォッチに美しい輝きを与えている。重心を下げて設計されたケースは、そのボリュームに反して心地よい装着感を実現させている。また、ムーブメントはセイコー独自のスプリングドライブが採用されている。温度変化や衝撃の影響を受けにくいスプリングドライブは、これまで宇宙空間やエベレストなどの過酷な環境において、その信頼性の高さを実証し続けており、ダイバーズウォッチとの相性も抜群である。
同社のダイバーズウォッチは、長らく国内外で高い評価を得てきたが、「LXライン」の立ち上げを機に、更に美しさ、使いやすさ、信頼性を向上させた。今回の受賞は、セイコーがダイバーズウォッチの正統進化に成功したことを全世界に証明するものであると言えるだろう。