オリスより外装にブロンズを多用した「ビッグクラウン ブロンズ ポインターデイト」が発売

2019.12.21

 オリスの代表的なモデルである「ビッグクラウン ポインターデイト」に、新しくブロンズケースモデルが追加される。12月10日に発売され、モデル名は「ビッグクラウン ブロンズ ポインターデイト」である。

ビッグクラウン ブロンズ ポインターデイト

独特の佇まいを見せるブロンズケース。「ビッグクラウン ブロンズ ポインターデイト」は、ダイアルにまでブロンズが採用されている。化学処理が施され、個々のダイアルは違った表情を持っている。オリスはブロンズの採用によって、変化する楽しみに加えて選ぶ楽しみを併せ持たせることに成功した。自動巻き(Oris754)。26石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。ブロンズケース(直径40mm)。5気圧防水。22万円(税別)


育てる楽しみを味わえる、オリスのアイコニックピース

 オリスの「ビッグクラウン ポインターデイト」といえば、1938年に発売され、大きく形を変えずに同社のアイコン的存在として親しまれてきたモデルである。特徴はその名の通り、ダイアル外周の数字を針で指し示すことによりデイト表示を行うポインターデイト機構と、パイロットがグローブを着けたまま操作することができるように大型化されたリューズ、視認性の高いアラビア数字のインデックスである。

 「ビッグクラウン ブロンズ ポインターデイト」は、ケースはもちろんのこと、リューズ、ベゼル、ダイアルに至るまでブロンズが採用されており、付属するブラウンのストラップと相まって暖かみのある色調となっている。ブロンズの魅力としてよく挙げられるのは、使い込むことによって徐々に色が変化し、エイジングされていく点だ。どのように変化していくかは所有者の使い方や環境次第であり、自分の時計を育てていくという、他の素材では味わうことのできない楽しみを感じることができる。それだけでなく、このモデルではブロンズのダイアルひとつひとつに予め化学処理が施されており、製造された時点ですでに異なる表情を持っているのだ。

パイロット用の腕時計として開発された「ビッグクラウン ポインターデイト」は、操作性の高い大型のリューズ、視認性の高いインデックスや針など、シンプルながらも実用的な特徴を備えている。

ブロンズは、使い込むことによってエイジングしていく素材である。エイジングの仕方は所有者の使い方や環境によって異なり、さながら時計を育てていくような楽しみを味わうことができる。

 オリスの長い歴史を象徴するモデルであるだけに、飽きを感じさせない完成されたデザインを持つ「ビッグクラウン ブロンズ ポインターデイト」。そんなモデルであるからこそ、長年使うことで味わい深くなるブロンズの魅力を存分に堪能できるのではないだろうか。

Contact info: オリスジャパン Tel.03-6260-6876