ボール ウォッチから、特許技術と独自のテクノロジーを搭載した新作「エンジニア Ⅲ アビエーター」が発売される。このモデルはボール ウォッチが新技術を投入して開発する「エンジニアⅢ」コレクションの最新作であり、「シルバースター」「ブロンズスター」に次ぐコレクション3番目のパイロットウォッチとなる。
エンジニア Ⅲ アビエーター
ブラックとホワイトのコントラスト際立つダイアルは、パイロットウォッチと名乗るに十分な視認性を誇る。デイト表示を排しシンメトリーに仕上げることで、見た目のバランスにも優れている。自動巻き(Cal.RR1102-SL)。25石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。SS(直径40mm、厚さ 13.45mm)。100m防水。21万円(税別)。
ブラックとホワイトのコントラスト際立つダイアルは、パイロットウォッチと名乗るに十分な視認性を誇る。デイト表示を排しシンメトリーに仕上げることで、見た目のバランスにも優れている。自動巻き(Cal.RR1102-SL)。25石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。SS(直径40mm、厚さ 13.45mm)。100m防水。21万円(税別)。
鉄道時計によって培った技術を駆使し、開拓される空の世界
「マイクロ・ガスライト」によって暗所でもはっきりと時刻を読み取ることができる。蓄光ではなく自発光であるため、数時間で光が消えてしまうこともない。12時位置のみオレンジ色に発光するため、時計の上下を見誤ることを防ぐことができる。
ボール ウォッチの創立は、1891年にアメリカで発生した時計の精度不良に起因する列車衝突事故「キプトンの悲劇」を背景に持つ。それだけに同社の時計は、いかなる環境であっても正確に動くことを念頭に置かれており、そのための技術開発にも余念がない。そんな同社が満を持して発表したパイロットウォッチが、この「エンジニア Ⅲ アビエーター」である。
パイロットウォッチらしくシンプルなデザインのダイアルは、トリチウムガスを封入したカプセルによる夜光システム「マイクロ・ガスライト」が採用されており、昼夜を問わず抜群の視認性を発揮する。アワーマーカーとミニッツマーカーは、それぞれ時針と分針の届く位置に配されており、一瞬のうちに時刻を読み取ることができるよう配慮されている。
耐衝撃性を高めるための「スプリングロック」は、時計の精度を大きく左右する、ヒゲゼンマイに加わる衝撃をケージで吸収する仕組みである。これによって、多くの腕時計で禁忌とされる時計を着用した状態でのゴルフやバイクの運転時の振動に耐えられるだけの性能を得た。
ヒゲゼンマイの長さを変えることで時計の歩度を調整する緩急針は、衝撃によってずれてしまうことがある。同作はフリースプラングこそ使用していないが、緩急針を特殊なプレートで抑えることでズレを防ぐ仕組みである「スプリングシール」を採用している。
視認性の他、パイロットウォッチの多くが備えている機能には耐衝撃性や耐磁性能があり、「エンジニア Ⅲ アビエーター」にもボール ウォッチ独自のアプローチによってそれらが備わっている。
耐衝撃性は、ヒゲゼンマイを保護する「スプリングロック」、緩急針のズレを防ぐ「スプリングシール」、外部からの衝撃からムーブメントを保護する「アモータイザー衝撃吸収リング」によって高められている。耐磁性は、「ミューメタル製インナーケース」を採用することによって高められており、8万A/mもの磁気であっても影響を受けることがない。
「アモータイザー衝撃吸収リング」はエラストマー素材のインナーリングによって、衝撃からムーブメントを保護するものである。この仕組みによって、「エンジニア Ⅲ アビエーター」は5000Gsもの耐衝撃性を誇る。