ジャケ・ドローは十二支の子年を記念し、4つの限定モデルを発表した。限定モデルはエナメルダイアルにペイントを施した「プティ・ウール ミニット ラット」と、ブラックオニキスのダイアルに立体的な彫金を施した「プティ・ウール ミニット レリーフ ラット」の2種類。それぞれ2モデル展開となる。
ジャケ・ドローの子年を記念した4つのモデル
直径35mmの小ぶりなケース径にアイボリーカラーの高温焼成エナメルダイアルを組み合わせ、エレガントな印象を放つ。自動巻き(Cal.Jaquet Droz 2653.P)。28石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約68時間。18KRG(直径35mm、厚さ 10.75mm)。3気圧防水。世界限定28本。403万円(税別)。
ダイアル上の鼠とザクロの実は、職人の手作業によってひとつずつ描かれている。時計と絵画を融合させた芸術性の高い1本だ。自動巻き(Cal.Jaquet Droz 2653.P)。28石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約68時間。18KRG(直径39mm、厚さ 12.23mm)。3気圧防水。世界限定28本。329万円(税別)。
「プティ・ウール ミニット ラット」は、レッドゴールドのケースに232個ものダイアモンドを施したケース径35mmのモデルと、レッドゴールドのシンプルなケースを用いたケース径39mmのモデルがラインナップ。いずれも高温焼成エナメルダイアル上にネズミとザクロの実が描かれている。子年の記念モデルであるため、ネズミがデザインされていることは自然であるが、なぜザクロの実が描かれているのか。ネズミは賢さや巧妙さ、野心、そして豊かさや繁栄の象徴として知られている。ザクロの実も同様に、その無数の種から生命と多産の象徴とされており、今回の記念モデルをデザインするにあたって、同社はその共通点からネズミとザクロの実の融合を試みたのである。ダイアルだけでなく、シースルーバックの裏蓋から覗く自動巻きローターにも美しいネズミとザクロの実が刻まれている。
レッドゴールドのケースとダイアル上のレリーフが特徴的なモデル。彫金やルビーのセッティングは職人の手によって行われており、スノーセッティングによって敷き詰められたルビーや陰影のつけられたレリーフは、技術力があってこそ実現できるものである。自動巻き(Cal.Jaquet Droz 2653.Si)。28石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約68時間。18KRG(直径41mm、厚さ 13.77mm)。3気圧防水。世界限定8本。754万円(税別)。
「プティ・ウール ミニット レリーフ ラット」は、ホワイトゴールドケースに272個のダイアモンドを施したケース径41mmのモデルと、レッドゴールドのシンプルなケースを用いた同じくケース径41mmのモデルがラインナップされる。この2つのモデルの特徴は、ブラックオニキスのダイアルにあしらわれた、ネズミとザクロのレリーフの彫金細工である。ザクロの実はルビーによって表現されており、ブラックのオニキス、ゴールドの輝き、ルビーの深い紅による美しいコントラストを楽しむことができる。このモデルにも自動巻きローターにネズミとザクロの実が刻まれている。
自動巻き(Cal.Jaquet Droz 2653.Si)。28石。2万8800振動/時。パワーリザーブ68時間。WG(直径41mm、厚さ 13.77mm)。3気圧防水。世界限定8本。866万円(税別)。