【2020新作時計】ルイ・ヴィトン「タンブール カーブ フライング トゥールビヨン ポワンソン・ド・ジュネーヴ」

2020.03.11

ルイ・ヴィトンより同社を代表するコレクションである「タンブール」より、フライングトゥールビヨンムーブメントを採用した新作モデル「タンブール カーブ フライング トゥールビヨン ポワンソン・ド・ジュネーヴ」が発売される。

タンブール カーブ フライング トゥールビヨン ポワンソン・ド・ジュネーヴ

カーボストレイタム®のケース、ホワイトゴールドのラグ、ブラックラバーのストラップなど、複数の素材を使用しながらも一体感を感じるのは、同社のデザインセンスが優れているからに他ならない。「タンブール」が発表から18年が経過した現在であっても、多くのファンから愛されていることが何よりの証明であろう。手巻き(Cal.LV108)。17石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約80時間。Ti+カーボストレイタム®+WG(直径46mm、厚さ12.75mm)。30m防水。


最先端の素材とフライングトゥールビヨンによって進化を遂げた、ブランドの代表モデル

タンブール カーブ フライング トゥールビヨン ポワンソン・ド・ジュネーヴ

独特な模様を持つカーボストレイタム®のケース。100枚以上の各種カーボンシートをランダムに重ねて制御温度下で圧縮、マシンで研磨することでこの模様が現れる。このカーボストレイタム®はチタン製インナーケースに被せるようにセットされている。ラグは絶妙なカーブを描き、手首にフィットするよう配慮されている。

 特徴的なデザインを持つルイ・ヴィトンの「タンブール」は、2002年に同社初の本格的なウォッチコレクションとして発表された。独特な太鼓型のケースは当時でも斬新であり、ファッションブランドがデザイン重視で作ったのだろうと考えた方も少なくなかったのではないだろうか。しかしその実、可動するラグや低重心の設計による良好な装着感、立体感を演出したデザインなどが評価され、現在に至るまで同社のアイコンとして君臨し続けている。

 今回発表された「タンブール カーブ フライング トゥールビヨン ポワンソン・ド・ジュネーヴ」は、そんなブランドのアイコンに最新の素材と同社の持つ技術の粋を尽くして進化させたモデルである。ケースのデザインは“メビウスの帯”にインスピレーションを受けており、弧を描くようなシェイプが優雅な印象を与える。特徴的なケースの模様は、カーボストレイタム®という100枚以上のカーボンシートをランダムに重ねることで生成される素材によるものであり、航空産業でも採用されるほどの軽さと高耐久性を誇る。

タンブール カーブ フライング トゥールビヨン ポワンソン・ド・ジュネーヴ

ダイアルからのぞくのは「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」の時計職人の手によって、120時間以上費やして生み出されるフライングトゥールビヨンムーブメントである。6時位置には最高の栄誉ともいわれるジュネーブ・シールが刻まれており、精度はもちろんのこと、優れた仕上げが施されていることが証明されている。

 オープンワーク(スケルトン)のダイアルからは、ジュネーブ・シールを取得したムーブメントCal.LV108を鑑賞することができる。9時位置に設置されたチタン製フライングトゥールビヨンキャリッジは、同社のモノグラム・フラワー モチーフからインスピレーションを受けたデザイン。ダイアル中央のブランドを象徴する「L」と「V」のロゴと相まって、ブランドの世界観をダイアルいっぱいに表現している。

 通常のモデルに加え、ダイアルの「L」と「V」、ラグやリューズ、インナーベゼル等にダイアモンドがセットされたバリエーションも用意されており、まばゆい光と特殊なケース素材による美しいコントラストを楽しむことができる。

タンブール カーブ フライング トゥールビヨン ポワンソン・ド・ジュネーヴ

合計354石ものラウンドカットダイアモンドがセットされたバリエーションモデル。ダイヤモンドとケースやストラップとのコントラストが美しい。搭載されるムーブメントは、Cal.LV109。


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