【2020新作時計】チュチマ「グランドフリーガー エアポート」

2020.03.29

チュチマは、「グランドフリーガー エアポート」の2型4種を2020年5月に発売する。クロノグラフモデルと3針モデルがラインナップされ、どちらもグリーンカラーとブルーカラーの二種類のバリエーションが用意される。4種とも耐傷性に優れるセラミック製ベゼルと信頼性、正確性、視認性を兼ね備えた実用的なパイロットウォッチに仕上がっている。


ドイツブランドらしい質実剛健さが魅力のパイロットウォッチ

 ドイツ、ミュンヘンで開催されたインホルゲンタ展示会にて、チュチマは「グランドフリーガー エアポート」の新モデルを発表した。クロノグラフのモデルと、三針のモデルがラインナップされ、どちらも二つのカラーリングが用意される。発売は2020年5月予定である。

 クロノグラフが搭載された「6406」は、1940年代のパイロットクロノグラフを思わせるクラシックなデザインが特徴だ。クロノグラフ用の秒針と6時位置の12時間積算計にはレッドカラーが使用されており、クロノグラフ使用時の視認性が高められている。

チュチマ グランドフリーガー エアポート

ベゼルとダイアルをブルーカラーとしたクロノグラフモデル、「6406-01」。ブルーのダイアルにレッドの秒針とインダイアルが差し色になって引き締まった印象を受ける。自動巻き(Cal.310)。SS(直径43mm、厚さ 16mm)。20気圧防水。42万円(税別)。
チュチマ グランドフリーガー エアポート

グリーンカラーのクロノグラフモデル、「6406-03」。往年のミリタリークロノグラフを思わせるデザインだけあり、グリーンとの相性は抜群だ。

 シンプルな三針の「6106」は、すっきりとしたモダンな印象を受けるモデルに仕上がっている。インダイアルがないことで、インデックスや針の長さなどのバランスの良さが際立つ。特に、外周ギリギリまで伸びた秒針が大型のダイアル上をなぞっていく様は魅力的だ。

チュチマ グランドフリーガー エアポート

ブルーカラーの三針モデル、「6106-01」。シンプルなデザインだが、簡易的な時間計測が可能な回転ベゼル、デイデイト、20気圧防水と実用性に優れた機能が備えられている。自動巻き(Cal.330)。SS(直径43mm、厚さ 16mm)。20気圧防水。25万円(税別)。
チュチマ グランドフリーガー エアポート

グリーンカラーの三針モデル、「6106-04」。意外と便利な曜日表示機能は、表記を英語とドイツ語で切り替えて使用することができる。

 クロノグラフモデル、三針モデルのどちらにもベゼルおよびダイアルをグリーンで彩ったモデルとブルーで彩ったモデルの二種類のバリエーションが用意されている。グリーンはよりミリタリー感が強まり、テキスタイルストラップと相まってタフな印象となる。対してブルーは、パイロットウォッチと密接な関係にある空を想起させ、爽やかでスポーティな印象を与える。

 いずれのモデルもパイロットウォッチとして欠かせない、信頼性、正確性、視認性を兼ね備えている。防水性能は、ねじ込みリューズの採用によって20気圧まで高められ、視認性は、太くはっきりとしたホワイトのインデックスによって、瞬時に時刻を確認できるように配慮されている。ベゼルの12時部分、時針、分針にはスーパールミノバが塗布されており、暗所での判読性も高められている。両方向に回転するベゼルはセラミック製であり、硬く傷が付きにくいことに加えて審美性にも優れている。

 クロノグラフと三針、グリーンとブルー、4本とも異なる趣のパイロットウォッチであるが、その根底に流れるDNAは、どれもドイツブランドらしい質実剛健なものである。


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